落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

よくやってしまう質問(わらプレvol.136)

2020/03/30
 
この記事を書いている人 - WRITER -
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

お久しぶりです、桑山です。
今日はいきなり本題です。

先日、ある方からご質問を頂きました。

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最近、プレゼンを主として会を開いたりと人前で話す機会が増えてきました。
上手な話し方についてアドバイスを頂けると嬉しいです。
また、声の出し方についても聞けると嬉しいです。
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要約するとこんな感じでした。

語弊を恐れずに言うと、このご質問を頂いた第一印象は
「ザックリした質問、来たなぁ~(笑)」
でした。

でも、その直後、僕はハッとしました。
というのも、僕もよくこの手の質問をしてしまうのです。

「どうやったら、そんな面白いコントが書けるのですか?」
「上手に歌えるようになるには、どうすればいいですか?」
「何かダンスが上手くなるコツってありますか?」
「小説が書けるようになりたいんですが、どうすればいいですか?」

これ、聞かれた方は結構困ります(笑)。
というのも、何をどこから話していいのかわからないからです。

自分自身のことを振り返ると、この手の質問には2パターンあるような気がします。

1つ目は【実はそんなに困ってないパターン】。

いわゆる会話のきっかけとしての社交辞令です。
「うわぁ~、歌がお上手ですねぇ。そんなに上手に歌えるようになるには、どうすればいいですか?」

この場合、実は本気で上手に歌えるようになりたいとは思っていません。
「上手に歌えるようになったらいいなぁ~」と、なんとなく思ってるだけです。

にも関わらず、真剣に熱く、解決法や心構えを語ると、かなりの確率でウザがられます(笑)。
そしてKYな僕は、かなりの確率でこれをやりがちです(笑)。

2つ目は【自分でも問題点がわかってないパターン】です。

わかってないから聞いてるんじゃない?
何がおかしいの?

違うんです。
「解決法がわからない」のと「自分のどこがダメなのか、問題点がわかってない」のは似て非なるもの。

こういう時は、とりあえず
「直近で困った時のことを思い出しながら話す」
と良いと思います。

無理に要約しようとすると、逆に訳が分からなくなっちゃいます。
だって、問題点がわかってないから。
だから、そのまま垂れ流すように話して、相談する人に要点をピックアップしてもらえばいいんです。

実は、これ、かなり大事なことです。
と、いうのも、こうやって自分で話して「要点をピックアップ」してもらうということを繰り返していくと、自分の頭の中が整理されていくからです。
何度もこの作業をやっていると、早い段階で「話が簡潔」になっていきます。

何故って?

人間は楽をする生き物だからです。
そのまま垂れ流して語るより、要点を抑えて端折って喋る方が楽だからです。
更にそれを繰り返すと、今度は問題点がわかってきます。
要点を抑えずに端折ると話が通じないからです。
すると、「○○という問題で困っているのですが、こういう場合はどういう解決方法がありますか?」と訊くことが出来るようになります。

まとめると
【垂れ流しで話して、聞く】

【何度も繰り返す】

【頭も整理され、問題点のピックアップが出来る】

【他の話をする時もシンプルに組み立てられる】
の手順。

つまり、最初はグチャグチャでも、懲りずに垂れ流し語りを繰り返すことが重要、ということです。

次回はご質問にあった「声の出し方」について、僕が思うことをお話ししていきたいと思います。

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