ナレーターの次は演出家になれ?(わらプレvol.12)
気がつくともう12回目なんですね。
絶対続かないだろうと思いながら「ほぼ週刊」に設定しましたが、なんと12日連続で日刊配信できてます。
実は自分が一番驚いてたりして。
20回とか50回とか何回目かの節目には、動画でお話しするのも楽しいかもしれませんね。
それでは、(今回のあらすじ)
・中級編は「演出家になる」
・いつもの自分をちょっとだけアレンジして演じてみる
・言語化することで、計測できるところがミソ
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昨日は入門編の「自分を演じる」、初級編の「ナレーターになる」というお話をしてきました。
今日は中級編の「演出家になる」です。
「また訳のわからないことを言い出したぞ。大丈夫か、桑山」とか思ってません?
今までのおさらいをザックリすると……
(1)いつもの自分を「敢えて」演じることで、素の自分と相手との間にワンクッションはさむ。それによりダメージや緊張を緩和する→「自分を演じる」
(2)自分の状況やしている行動を言葉で表して実況中継する。それにより自分を客観的に捉えつつ、周囲の状況も自分のなかに落とし込み、セルフコントロールする→「ナレーターになる」
でも、ここまで聞いて(1)と(2)って、あんま違わねぇじゃんとか思いませんでした?
実はこの(2)「ナレーターになる」は、(3)の「演出家になる」の布石なんですよ。
助走と言ったほうがいいのかな?
結論から言うと、この「演出家になる」というステップでは、「いつもの自分ならこうするけど、今日はちょっとこうしてみよう。今回は敢えてこんなことをしてみよう」とアレンジを加えることです。
つまり「今までの自分を再現する」という状態から、もう一歩踏み込んで「積極的にお芝居してみる」という状態です。
いやいや、お芝居って言っても、そんなに大層なことはやらなくていいんです。
まずは今まで取らなかった行動をひとつやってみる。それは凄いことじゃなくても全然OK。
例えば、
・「そうですねぇ~」と言いながら演台の前を離れて5歩歩いて、そこから話しながら演台まで帰ってくる
でもいいし、
・話の途中で2秒間無言になってみる
でもいいし、
・いつもより、ゆっくり喋る
でもいいし、
・「ここが大事なんです。そう、ここが大事なんです」と敢えて2回繰り返してみる
でもいい。
とにかく、「こんなことをやってみたら面白いんじゃないかな」「これはやったことがなかったな」ということをやってみる。
な~んだ、そんなことか。
それなら、別に「いきなり」で出来そうじゃん。
これが違うんですよ。
どこが違うと思います?
言語化していないと、どの程度アレンジを加えてるかがわからなくなっちゃうんです。
なんとなくのイメージ(自分を演じるステージ)から、加減がわからないままアレンジを加えると、一気に「全く違うキャラ」を演じちゃう可能性が高いんです。
いきなり「全く違うキャラ」を演じちゃうと何が起こるのか?
段々、窮屈になり、息苦しくなり、しんどくなってきます。
それは無理をし過ぎて「別人格を演じて」いるからです。
そう!!
vol.9でお話したイジメられっっ子と同じ状況なのです。
知らないうちに自分で自分を追い込んじゃってるんです。
言語化して便利なところは、そのアレンジの度合いやアレンジした回数(頻度)も計測できるところです。
やってみて、「あ、ちょっとそこまでは無理だったか」と思えば元のところまで戻ればいい。
そして失敗しちゃったことは「ドジ話」にネタとしてストックする。
どっちに転んでもお得なナイス・チャレンジ!!
まぁ、言い回しのダサさは別として、気楽に楽しく楽々と自分をカスタム出来そうでしょ?
明日は、さらにもう一歩踏み込んで「脚本家になる」をお届けする予定です。
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来年の1/1(日)にオンエアされるラジオ収録に行ってきました。
不慣れなことなので、スタジオに入る前まではすっごく緊張していましたが、このメルマガでこうやって一緒に考えてるおかげで、本番はほどよい緊張の中、収録できました。
ただ前半最後と後半最後で口がまわらなくなっちゃって……。
ん~~、悔やまれます。
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