自分で言っちゃえ!!(わらプレvol.2)
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人前で話すのが楽になる
『お笑い芸人流 プレゼン術』 vol.2
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明日から銀座博品館公演(通称:本公演)の小屋入りです。
今回、出番は少なめなんですが、スライド作成係などの作業に追われています。
ニュースがネタなもんで、直前まで香盤(ネタのラインナップ)が決まりません。
そしてネタが決まった後に、音源・小道具・スライドが確定します。
そこからの作業なので、新人君たちと共にヒーコラ言っています。
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さて、昨日は「緊張しているときには、緊張していると開口一番言ってしまう」という話をしました。
最初に宣言してしまうと色々と都合がいいのです。
まず最初に「無用な緊張から解放されます」
無用な緊張とはなにか?
「うわぁ、緊張してるって思われないかな?」
「緊張してしまって、失敗しちゃわないかな?」
「口がカラカラになって、膝が震えて、頭が真っ白になっちゃわないかな?」
脳というのは不思議なもので、何かにフォーカス(注目)すると、それに向けて情報を集め始めます。
最近、新しいバッグや靴を買ったら、街中で妙にそのバッグや靴のメーカーや色が目につくのもこの原理です。
心理学的には「カラーバス効果」というらしいです。
これと同じ原理で、なにかをイメージすると考え方や身体がそれを実現しようと方向性を決めます。
自転車やスキーで「ヤバイ。あれにぶつかるんじゃないか?」と目が釘付けになると、必ずそれにぶつかってしまうのと一緒です。
つまり、「緊張して頭が真っ白になる」という不安にフォーカスすると、高確率で頭が真っ白になります。
これを防ぐためには自ら宣言してしまうのです。
宣言しちゃったら、言葉による暗示で一層不安が強化されてしまうのでは?
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕の経験上、この場合は大丈夫なようです。
自分で告知することによって、「緊張してるのを隠そう」という心理的負担から解放されるからです。
隠そうもなにも、自分からバラしちゃってますから。
ほら、「話してごらん。他人に話してみるだけで楽になることがあるよ」っていうアレです。
実際、人間は自分の心理的負担を他人とシェアすることで楽になるものです。
「独りで抱え込まないで」を自ら実行するのです。
そろそろ長くなってきたので、続きはまた次回に。
次回も自分で宣言することの効果の続きをお話したいと思います。