母さん、事件です!!(わらプレvol.212)
今日は暑かったですねぇ!!
桑山です。
今日は通っているスピーチの教室に行ってきたのですが、
「さ行」「ら行」「にゃにゅにょ」をばっちりしごかれました(笑)
活舌練習って本当に苦手。
出来ない自分にイライラしちゃいます。
あ、そうそう!!
昨日は僕の新たな趣味にしたいと思っている、あることの説明を受けてきました。
明日、発表出来ればな、と思っています。
さてさて、昨日の続きなんですが、まずはザックリおさらいを。
息子のコジローは夏休みの宿題である鍵盤ハーモニカの練習に苦戦。
「星に願いを」を練習してたんだけど、最初は下手過ぎて何の曲かわからない。
でも、「星に願いを」だと思って聞くと、不思議と、どこの部分を弾いてるのかわかる。
だからプレゼンの最初には、言いたいことや主張を言っておくと、かなり助けになるよ。
そんな話でした。
思い出しましたか?
実はこの話には続きがあります。
夏休みも残り8日となり、コジローもいよいよ先延ばしが出来ない状況になりました。
ところがブランクがあまりにも長いため、また0からのスタート。
僕の仕事がない時には一緒に付き添いながら、点数をつけてあげました。
この採点法が意外にもコジローの闘争心に火をつけました。
「ね、今のは何点?」
「うーん、65点くらいかな。あそこで3回つっかえて止まったからなぁ」
「今のは?」
「今のは80点くらいじゃない?」
「よっしゃー!! じゃ、もう一回やってみる」
こんな調子で夏休み最後の日には「上手いっ!!」とまではいかなくても、
ちゃんと何の曲かもわかるし聞ける「星に願いは」になっていました。
夏休み明けの最初の音楽の授業がある日の朝。
コジローはどこか自信に満ちた顔つきで登校していきました。
その日の夜、コジローに聞きました。
「コジロー、鍵盤ハーモニカの宿題、どうだった?」
すると、コジローは特に感動もなく無表情で
「別に。普通だよ。先生にも褒められたし」
「よかったじゃん。なんで、もっと喜ばないの?」
「うん? 別に」
事件が発覚したのは、それから3日後。
妻がコジローの同級生から聞いた事実とは……。
「コジロー君、みんなが1人ずつ、宿題の『ホール・ニュー・ワールド』を弾いたのに
コジロー君1人だけ『星に願いを』を弾いてたんだよ」
へ!???
どういうこと??
早速コジローを呼んで事情聴取。
「コジロー、音楽の宿題、違ったらしいじゃない?」
「うん」
「いやいや、うんじゃなくて……。で、どうしたの?」
「どうもしないよ。鍵盤ハーモニカを弾いたよ」
「星に願いを、を?」
「うん」
「先生は?」
「ちゃんと弾けたって褒めてくれたよ」
なんて心の広い先生だ。素敵すぎる!!
「1人ずつ順番に演奏していったんでしょ?」
「そうだよ」
「みんながホール・ニュー・ワールドを順番に弾いていったんでしょ?」
「そうだよ」
「どう思ったの?」
「あ、違うなって」
「みんなが間違えてると思ったの?」
「ううん、俺、違ってるわって思った」
いやいやいや、何、平然と答えちゃってるのよ?
僕は改めてその場を想像してみた。
練習はしたけど、上手く弾けるかどうかわからない。
ドキドキする中、最初の人が課題曲を演奏し始める。
あれ? 僕が練習してきた曲と違う!!
あ、僕が間違えたんだ!!
どうしよう? 先生に怒られるかも。
どうする? どうする??
あ~~、どんどん僕の順番が迫ってくる!!
僕なら完全にパニックだ。
大人の今でも半べそをかくかもしれない。
「え? どうしよ、どうしよって思わなかったの?」
「うん」
「焦らなかったってこと?」
「いや、焦りはした」
「焦ったけど、どうしよ、どうしよとは、ならなかったの?」
「うん」
「なんで?」
「なんでって? だって、どうしようもないじゃん」
「普通、焦るでしょ?」
「でも先生には褒めてもらったよ」
強い、強いぞ、コジロー。
我が子とは思えないメンタルの強さ!!
そこで、ふと思った。
これはメンタルが強いとか弱いの話じゃないんじゃないか?
シンプルなだけなんじゃないか?
想定したことと違う事態が起きた。
しかしリカバリー出来ない状態で、打つ手はない。
なら、「出来る事をやり切るしかない」
これ、プレゼンやスピーチでも全く同じことが言えるのではないでしょうか?
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たとえ、想定外の事が起きても「出来る事をやるだけ」
想定外だったとしても、結果がダメだとは限らない。
結果がダメでも、それは次回への経験値となる
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どうせダメなら、焦ったところで良くなる訳がない。
焦ってグダグダになったら、絶対ダメになるしかないが、
焦らずやり切れば、結果はダメだと決まった訳じゃない。
今回は天然なコジローから学んだ事でした。
明日も開き直って、経験値を稼ぎに行きましょう♪