アカデミー賞の翌日に観た映画とは?(わらプレvol.74)
今日は3/4に控えたお笑いライブの稽古が14:00からになったので、午前中に映画を観てこようと思いました。
TOHOシネマズ新宿のホームページ見ながら、「今、一番興味あるものは何かな?」と自問自答。
で、朝一番の8:50からの回に決めて観て来ました。
さて、僕は一体、何の映画を観てきたでしょうか?(続きは最後)
(本日のあらすじ)
・聞き手の興味と自分の話したいことをリンクさせるには
・ベネフィットという概念
・ベネフィットは相手に届くまで根気よく言い換える
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唐突ですが、相手に話を聞いてもらうコツって何だかわかりますか?
このメルマガでも何度も繰り返し出てきているので、ピンと来た方もいるかな?
それは「相手の興味あることを話す」ということです。
あぁ、なんだ。そんなことかぁ~って感じですか?
でも「自分の言いたいこと」と「相手が興味あること」って必ずしも一致するとは限りませんよね?
そういうときはどうすればいいでしょう?
ちょっと自分なりに考えてみて下さい。
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【まず、相手の興味あることを喋って、掴んだ後、こちらの言いたいことを喋る?】
う~~ん、それだと出だしはバッチリなんですけど、本題に入った瞬間に集中力が切れちゃいますよね。
ちなみに僕の中学の時の社会の山田先生がこのパターンでした。
授業が始まると、一番最初に生徒を全員立たせて「じゃんけん大会」をやるんですよ。
「先生に勝つか、あいこだったら立ったまま残っててよし。負けたら座る!! じゃんけん、ぽんっ!!」
それで一番最後まで残った人に何か賞品があるのかと言えば何もないんですけどね(笑)
でも、社会が嫌いな僕は、それでも楽しかった。
「最後まで残った生徒に拍手~~!! はい、じゃあ142ページを開いてください。今日は室町幕府の衰退のところからです」
とたんに興味と集中力は省エネモードです。
今にして思えば、山田先生もいろんな授業を観に行って研究してたんだと思います。
でも、生徒は残酷なくらい正直です。
僕は机に空いた穴(きっと何年か前の誰かが彫刻刀で明けたんだと思う)に消しゴムのカスを丸めたものを入れる卓上ゴルフで遊びだすわけです。
【共通点を探す?】
惜しいっ!!
確かにそれもある。
もうほとんど正解。
自分の話したい事と相手の興味ありそうなことの共通点を見つけて、相手の興味あることを取っ掛かりにして自分の本題へ引き込む。
これはこれで正解なんです。
ですが、今日、ご紹介するのはこれに似ているけど別の方法。
【自分の言いたいことを相手に伝わるように、試行錯誤しながら何度も言い換えてみる】
どういうことかと言うと……そうですねぇ、具体例を出した方がわかりやすいかな。
例えば、子ども思いの主婦に新型iPhone7を勧めるとしましょう。
その時に「Retina HDディスプレイを搭載していて、耐水機能。バッテリー駆動時間も長く、カメラには光学式手ぶれ補正の機能も付いてるんですよ」
と、説明しても全然興味は持ってもらえないと思います。
Retina HDディスプレイ
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従来の画面よりも25%明るく、カラフル
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綺麗にはっきり見える
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待ち受けのお子さんの写真も今までよりも、はっきりくっきり見える
耐水機能
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以前なら水濡れはスマホの大敵
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新型なら、多少、水がかかっても大丈夫
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水場で使うことに抵抗がなくなる
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台所で洗い物をしていても子どもからの電話やメールを逃さない
プールサイドからプールで水遊びする子どもの姿を写真に撮れる
バッテリー駆動時間が長い
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電池切れが減る
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外出時の不安が減る
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家族でお出かけしていても、電池残量を気にしてイライラしちゃうことがなくなる
お出かけ中に長時間電話することになっても、お子さんからの電話連絡の余力を残しておける
光学式手ぶれ補正機能
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電子式手ぶれ補正のように一度撮った画像データをデジタル処理してぶれてないように見せるわけではない
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手ぶれが少なくなるだけじゃなくて、自然な仕上がりになる
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お子さんの運動会など、ついブレてしまいがちな写真も自然な仕上がりでお子さんの頑張る姿や笑顔を残すことが出来ます
どうですか?
これなら買ってもらえそうな気がしませんか?
これ、マーケティングの世界で「ベネフィット」と呼ばれる手法です。
商品の提供者側から伝えたいメッセージが「スペック(性能)」だとすると、買う側から見た「買ったらどんな良いことがあるか?」という視点が「ベネフィット(利益)」です。
「光学式手ぶれ補正+Retina HDディスプレイ」がスペック。
「ブレてない自然な子どもの笑顔がはっきりくっきり見える」がベネフィット。
このベネフィットという概念は、話をする時にも「聞き手側にとって、(この話を聞くと)どんな良いことがあるか?」という点でとっても役に立ちます。
そしてこのベネフィットを使う時の最大のポイントは
【どんどん言い換えていって、相手に響く・届くようになるまで落とし込む】ということです。
今日はちょっと難しかったかな?
もうちょっと簡単に説明できるように落とし込めたら、また別の機会に再度お話ししますね。
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僕は何の映画を観たかと言うと……
「ムーンライト」?
ノンノン。
「ラ・ラ・ランド」?
ノンノン。
「素晴らしきかな、人生」?
いや、それが違うんですよ。「ソード・アート・オンライン」なんです。
へ???
って言う方も多いと思います。
ライトノベルと呼ばれる軽小説からアニメ化されたものです。
僕も名前は聞いたことがあったのですが、観たことも、観ようと思ったこともこれまでありませんでした。
で、ライトノベルって結構売れているとは聞いていたので、調べてみました。
「ソード・アート・オンライン」
現在、22冊刊行されていて、累計発行部数は1,900万部!!
1,900万部ですよ!!
凄くないですか?
あれほど大ブームを巻き起こしたピースの又吉さんの『火花』が250万部。
その7.5倍以上ですよ。
しかも調べてみて再度ビックリしたのですが、ハリウッドで全世界向けに実写化が進められているらしい。
いやぁ、世の中、知らないことが多すぎますね(笑)
そして「知らないことを知る」ことも、「知ったことを人に伝える」ことも楽しいものです♪