お前は誰だ!? (わらプレvol.183)
こんにちは、桑山です。
渋谷ユーロスペースで映画「愛と、酒場と、音楽と」がレイトショーで絶賛上映中です!!
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000291
可能な限り、僕も映画館に行くことにしています。
で、ほぼ毎日通ってると色々と面白いことがあります。
公開2日目。
初めての舞台挨拶の日です。
映画の舞台挨拶なんて生まれて初めて。
そんな日に台風直撃ですよ(笑)
午後8時以降はJRが全線運転見合わせ。
「こんな日にお客さん来るのかなぁ? 帰れなくなるかもしれないのに」
来て下さいました!!
お客さんは7人。
舞台挨拶に上がったメンバーは7人。
僕がトップバッターで司会進行として舞台に上がったのですが、当日は台風直撃と言われていた関係でひざ下まである長靴を履いて舞台に立ちました。
「今日のアフタートークショーは、バーボントークよりコーエンジ兄弟監督とバーボントークのメンバーに来て頂いています」
と紹介を始めるも……
ん?
ん??
なんか客席の雰囲気がおかしい……。
「お前は誰なんだ!?」
そんな空気が流れている気がしました。
一瞬、自分の置かれている状況を分析して「あ!」と思い当たることがありました。
そこで僕はお客様に言いました。
「お前は誰だという空気が流れていますが、ビートピアに出てくる魚市場のおじさんじゃないですよ。確かに長靴履いてますけど」
そこで少し笑いが起こり、空気がやや緩みました。
そこを捉えて、僕はある行動を起こしました。
その行動によってアウェーだった空気は、一気にウェルカムに変わりました。
その行動はザ・ニュースペーパーとして寄席に出た時に身につけたものなんですが、何だと思いますか?
それは、「かなり大袈裟に深々とお辞儀をすること」です。
まず自分の身分と名前を名乗ります。
「私は2作品目のバーボントークで携帯ばっかりいじっていた男・スペード役の桑山元です。どうぞよろしくお願いします!!」
そして深々とお辞儀。
観ている人が一瞬不安になるくらいの時間、お辞儀。
謝罪会見のギリギリ手前くらいの時間をお辞儀。
これ、どうしてそうなるのか、明確な理由は僕にもわからないんですが、とても聞いている方が優しくなってくれるんです。
たぶん100%ではないんですが、僕の中ではほぼ100%に近いくらい上手くいってます。
たとえば、人前で話す際に凄く緊張してしまった時、アウェーだなぁと感じた時はあまり期待せずに試してみて下さい。
そして、何故これが効果があるのか、わかる方、仮説を立てられる方は僕に教えて下さい!!
映画の方もよろしくお願いします。
http://kuwayamagen.web.fc2.com/
(深々と少し長めにお辞儀)
……文字じゃ伝わらないか!!(笑)