読み聞かせに行ってきた結果……(わらプレvol.218)
おはようございます、桑山です。
今日は「らっぱ屋」のお芝居を観てきます。
大好きな劇団です。楽しみ♪
さて、今日は図書ボランティアの話です。
息子コジローの小学校には年に2回、
読書月間が設けられております。
児童の保護者が中心となり、朝の読み聞かせを
行います。
中には、自分の娘が小学生の時に始め、
それ以降、20年以上もボランティアを
続けている猛者もいます。
(当時の娘さんは29歳だとか……)
去年、たまたまこのボランティアを知り、
コジローと相談して応募してみました。
去年、小学3年生のコジローと隣のクラスに
「みんなの願い」という話を読みました。
僕の一番好きな話です。
この話はプロの作家さんが書いた話ではなく、
一般の方が投稿した話です。
「ショートショートの広場 8」という、
ショートショートの達人・星新一さんが
選者となり、選ばれた話が掲載されています。
去年の読み聞かせでは
「意味わかったかなぁ~?」
と、若干の不安を抱えながらも、
そこそこの手ごたえを感じていました。
今年も引き続きボランティアに応募し、
読み聞かせの作品を考えていると、
コジローから驚愕の意見が……。
「ねぇ、お父さん。
図書ボラで読み聞かせしてくれるのは
良いんだけど、去年みたいな
クソつまらない話はやめてね」
は?
今、何て言った??
クソ?
クソつまらない???
結構、手ごたえあったのに……。
しかし、聞いてしまった以上は改善せねばならぬ。
そもそも小学4年生や5年生って、
どんなものを面白いと思い、好きなんだ?
自信がなくなると、とたんに分からなくなる。
こんな時って、どうしますか?
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僕は聞きました。
まずは直接、コジローに。リサーチですね。
「どんなの読んだら楽しいだろうね?」
すると、コジローは自分の持ち物のなかから
自分の好きな本を選んでくる。
うん、当然そうなるよね。
でも、個人の偏った趣味では、
クラス全体を満足させられない気がする。
で、ママ友の飲み会に出かけて
連れてこられていたコジローの同級生と話す。
「どんな本が好き?」
『おしりたんてい』や『かいけつゾロリ』など
メジャーどころが出てきます。
でも、これ自体はあまり意味のない情報。
「塾とか行ってるの?」
クラスメートも結構な割合で行ってるらしい。
そして、習い事もたくさんしているらしい。
「どんな遊びが流行ってるの?」
これは人それぞれ。
ゲームと一口に言っても、全然違うしね。
意外だったのは思っていたよりも外遊びが盛ん。
男の子はサッカー、女の子は鬼ごっこなど。
3DSやスウィッチなどゲーム全盛かと思ってた。
外遊びとか、僕から見ると「子どもっぽい遊び」で
なんか安心するんだけど、子ども扱いされるのは
やっぱりイヤみたい。
そう言えば、僕もそうだったなぁ~。
さて、ここからが腕の見せ所(笑)。
(上手くいくかどうかは別として)
ここで、意識すべきことは……
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「集めたデータの向こう側を見ようとする」
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集めたデータの最大公約数というか、
ひとつ上の階層でくくる共通項というか。
チワワ、シェパード、チン、ドーベルマン、柴犬。
これらをまとめて「犬」みたいな。
じゃ、分析開始。
「かいけつゾロリ」も「おしりたんてい」も
難しすぎない推理もの。
そして、習い事を結構している。
……ということは、割と忙しくて疲れ気味?
塾に通っている人が多いので、理解力はありそう。
読書月間の目的は「本に親しむ」こと。
だったら、やはり想像力を刺激するような話。
総合すると……
・想像力を刺激するような話で、
・多少、大人な言葉が入っていてもいいので、
・あまり頭を使わずストーリーがわかる、
・子どもっぽ過ぎない話
ということで、「落語の滑稽話」っぽい話を
探すことにしました。
読み聞かせの時間は10分間。
もちろん、読み切る必要はないのだが、
(過去、ハリーポッターの冒頭を読んだ人も!)
出来れば読み切ってスッキリしたいじゃない?
というわけで、またも
「ショートショートの広場 1」から
『最後の神頼み』という話をやってきました。
結果は大好評!!
最後の一行で笑いがおきた時は嬉しかった!!
今回はたまたま上手くいきました。
しかしこの成功を導いたのは、やはり
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「リサーチ&分析」
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だったと思っています。
リサーチはとっても面倒臭くて、難しいもの。
でも、手間をかけても、やる価値はあるもの。
というか、マーケティングの世界では、
リサーチは必要不可欠なものです。
だったら、プレゼンやスピーチでも、
それを聞く人の「現状」や「興味」を
リサーチしてみると、意外な成果が出せるかも。
(個人の感想であり効果を保証するものではありません)