落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

メタモンというポケモンがいることは認知している(わらプレvol.88)

2020/03/30
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

おはようございます。
今日は名古屋の中日劇場で公演です。
今、新幹線の中でこれを書いています。
とっても眠いです。
というのも、また昨晩も午前1時くらいまで眠れなかったのです。
僕は気が小さいので「何か忘れ物をするんじゃないかな」「台詞忘れるんじゃないかな」と気になってしまうのです。

何故、こんなに気になるかというと「僕は自分が忘れ物をよくする『うっかり屋さん』だということを知っているからです。
ちなみにこの前うっかりしたことと言えば……(続きは最後)

(本日のあらすじ)
・緊張を回避するするもうひとつの方法は「メタ認知」
・メタ認知とは?
・メタ認知の観点からも「自分を演じる」方法が有効

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前回は緊張を回避する方法として「自分が観察者の立場になる」という方法をご紹介しました。
例えば面接などでは「面接官を観察する」「面接官が何を求めているか考える」という方法で回避することが出来ます。

では、「大勢の前で話す時」の緊張はどうすれば良いのでしょうか?

これも、基本は一緒です。
聞き手を観察し、聞き手が何を求めているかに向き合って話せばいいのです。

では、さらに物事を厄介にして「ものすごく緊張してしまって、聞き手を冷静に見ることが出来ない」あるいは「ビデオカメラなど聞き手不在の時」にどうやって緊張を回避すればよいのでしょうか?

その場合も「基本は一緒」なんですが、やや「応用が必要」となります。
どういうことかというと、「緊張している自分を観察する」のです。
これは心理学・脳科学の分野で「メタ認知」と呼ばれる手法です。

『メタ認知』をインターネットで調べてみると……

メタ認知(メタにんち)とは認知を認知すること。人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。それをおこなう能力をメタ認知能力という。

と出てきます。
わかりました?
わかったような、わからないような……って感じですよね?

平たく言えば「自分を客観視する」ということです。
役者さんが「自分を斜め上から俯瞰して自分が演技しつつ、どこかで自分の演技を冷静に眺めている自分がいる」みたいなことを言いますが、あれこそまさにメタ認知です。

難しそう?
そんなん自分に出来るわけない?

そんなに高度な話じゃないんです。

例えば先ほどの「メタ認知とは……」で始まる説明文を読んだときのことを思い返してみて下さい。

(1)「ん? どういうこと? わかったような、わからないような……」
(2)あ、私は今、メタ認知の説明文を読んで「わかったような、わからないような……」っていう気分になっているな

この(1)は一般に「認知」と呼ばれるものです。つまり問題に直面している状態ですね。
そして(2)の状態が「メタ認知」と呼ばれるものです。問題に直面している自分を「客観視」している状態ですね。

この(1)と(2)のもたらす結果の違いってわかりますか?

(1)は「え? イマイチわかんない。え? どういうこと? え? どうしよう!!」と戸惑うばかりです。
ところが(2)は冷静に客観視しているので「じゃあ、どこがわからないの?」「わかるにはどうすればいいの?」「そもそも、これがわからなくても他に方法があるんじゃないの?」と問題点を冷静に整理し、解決策を模索することが出来ます。

一見あまり変わりがないように見えて、この結果の差は大きいと思いませんか?
今日の冒頭で語った「自分は『うっかり屋さん』だと知っている」という状態も、ある意味メタ認知です。
だから僕は言われたことはすぐその場でやるようにしています。
「じゃ、これが終わったら後で……」と思っていると、絶対に忘れることを知っているからです。
本公演のチケット予約を親などに頼まれたりすると、その場でメールを打ちます。
どうしても、その場で出来ないときには必ずメモを取ります。そして目に付くところに『複数』書きます。
これがベストな解決策かどうかはわかりませんが、試行錯誤しながらも解決策は持っているわけです。

さて、話を元に戻しましょう。

緊張してしまったら、どうするか?
1.「あ、私は今、緊張しているな」と自覚する
2.「どうして緊張しているんだろう?」「緊張する必要があるのか?」と冷静に分析してみる
3.緊張している自分に、あたかも親友にアドバイスするかのように、何かアドバイスをするとしたら何て声をかけてあげるだろう?

これだけで、だいぶ緊張の硬直状態からは抜け出せます。

これで効果を感じて、さらにもう一歩踏み出してみたい方はvol.8~vol.10くらいで「自分を演じる方法」について書いているので、バックナンバーから読んでみて下さい。
この「自分を演じる」のが、メタ認知をモノにする一番の近道だと僕は信じています。

是非、お試しあれ!!

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僕はニュースペーパーのフル公演では最後に嘘のニュースを読み上げる「USOヘッドラインニュース」というのを担当しています。
よくあるのが、そのニュースの直前に「さる高貴なご一家」というネタをやる構成です。
ま、諸事情により今日の名古屋公演では「ご一家」はやらないのですが……。

先日もこの「ご一家」で侍従という「お付きの人」の役をやっていました。

そのネタが終わると、10秒でジャケットを脱ぎ、ワイシャツ、蝶ネクタイをはずしてTシャツ姿になり、その上から再度ジャケットを羽織り、メガネをかけて、ニュース原稿を持って息を整えながら舞台に照明が入ったときには「ニュースを読むアナウンサー」として立っていなければなりません。

その日も10秒間の間に急いでジャケットを脱ぎ、ワイシャツを脱いで、Tシャツ姿になろうとしたら……あれ?
下に着ているはずのTシャツを着忘れていました。
上半身裸のまま、何が起こっているのかわからないまま3秒くらい固まりました。
とはいえ、あと3~4秒で舞台には照明が点きます。
仕方ないので裸の上にジャケットを羽織り出て行きました。
何、これ?
アナウンサー役なのにエグザイル・スタイル!!
必死に隠していたのですが、その直後の全員で歌を歌う場面で先輩のアキラさんが目ざとく見つけ舞台上で大爆笑。
ついにはメンバー紹介のときにお客さんにバラされる羽目になりました。

あぁ~~、あの時は恥ずかしかったなぁ。

ちなみに名古屋で公演をやると学生時代の友達で、名古屋で社長をやっている「カトちゃん」こと加藤と飲むのだが、今日は別件があるので飲みません。
加藤と飲むとトクなことがないのですが、もし「加藤とのエピソードを聞きたい」という方が多ければ、明日はその話を書きます。

「読みたい」という方がいらっしゃったら、このメールに「加藤との話、読みたい」と返信して下さい。

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