ハーフマラソンで応援をもらったのですが……(わらプレvol.142)
こんばんは、桑山です。
昨日は葛飾ふれあいRUNフェスタでハーフマラソンに挑戦してきました。
去年は新宿シティハーフマラソンに参加したのですが、その時は初挑戦だったので戦々恐々として結構トレーニングを重ねました。
今回はほとんど練習せずに出てしまいました。
この1年、ほぼジョギングをせずサボリまくっての参加。
舐めてると言われても否定できません。
なので、今回はタイムを気にせず「完走」だけを目指しました。
8kmまでは順調に進んでいましたが、10km超えたあたりから徐々に疲れが……。
普段のジョギングでも10kmくらいしか走ってないので、それを超えると途端にキツくなります。
もう15kmに達する頃には完全ペースダウン。
制限時間の2時間半が迫ってくる中、もうあとは意地と気合しかありません。
と、その時、予想もしていなかった応援が!!!
息子のコジロー?
いえいえ、違います。
彼は自分の3kmランが終わった時点で休日出勤の妻に連れられて、妻が勤務する事務所へ。
今頃は事務所で独りお留守番をしながら宿題の作文をやっていることでしょう。
実は、ザ・ニュースペーパーのファンの方が応援に来てくれていたのです。
先週、亀有の公演後にロビーに出た時にお会いしたお客様です。
「私、今度この買ったTシャツを着て葛飾のマラソンに出るんです」とおっしゃっていたので「あ、僕もそれに参加する予定です」とお話ししました。
それを覚えていて下さって応援してくれていたのでした。
とはいえ、もう僕はヘロヘロ。
本来ならば、出来れば見られたくないくらいの姿。
その時に激が飛びました。
「頑張って~~!! ずっと待ってたんですよ~~~!!!
そうか、ずっと待っててくれたのか。
素直に嬉しい。
ヘロヘロの身体に喝を入れる。
「頑張って~~!! ニュースペーパーの人ぉ~~」
う、うん。
嬉しいんですよ。
嬉しいんですが……ずっと待っててくれたのなら、名前をチェックしててほしかったぁ。
いや、わかってるんですよ。
わかってるんです。
ザ・ニュースペーパーの中で僕の存在ってそんな程度だってことは自覚してます。
しかし、足全体が鉛のように重いこの状況では、この応援は地味に有効打として効きました。
さて、ここまでではないものの、普段のプレゼンでこれに似たような失敗をしてしまっていませんか?
それは「みなさん」という言葉です。
僕は大勢の前で話すときに、なるべく「みなさん」という言葉を使わずに済む方法を考えます。
これは僕だけの感覚かもしれないのですが、僕は「みなさん」と呼び掛けられると「自分に話しかけられている気がしない」のです。
全体に呼び掛けているので、別に僕に言ってるわけじゃないやと感じてしまうのです。
「なんか興味あること言ってたら、その時に聞こう」
実はこの時点で関心はかなり薄くなっています。
英語ならどちらもYouで対応できるのかもしれませんが、「あなた」と「みなさん」では訴求力が違う気がします。
だから、なるべく主語を抜かして話すようにしています。
「あなた」もなるべく使わないようにしています。
どうしても使わざるを得ない時もありますが、極力使わないようにしています。
主語を抜いても意味が通じるところが日本語の良いところ。
「〇〇さん」と呼び掛けるのが一番効果的ですが、大勢の前で話すにはそうもいきません。
逆に10~20人くらいの前で行うプレゼンでしたら、名指しで質問を投げかけてみるのも効果的かもしれません。
今日の話題は「みなさん」や「あなた」という汎用性の高い言葉は、訴求力が弱まるという話でした。
気がついていました?
このメルマガにも、ほとんど「あなた」が出てこないことに。