ライトノベルに学ぶこと(わらプレvol.140)
おはようございます、桑山です。
ここのところ、ライトノベルを聞きまくっています。
そう、読みまくっているのではなく、「聞きまくって」います。
amazonが提供するオーディオブック・サービス「Audible」というのがあるんですが、これがなかなか便利で、読書が億劫な僕にも気軽に色んな本が聞けるのです。
例えば、満員電車の中でも。
例えば、駅まで歩いている間でも。
例えば、ジョギングの最中でも(意外と音楽を聴くより飽きなくてGOOD)
そんなわけで細切れ時間をフル活用して、ライトノベルを聞きまくっています。
この1ヵ月半で36冊ほど。
自分が読みたい本が必ずしもあるわけではない(むしろ、ない)のがタマにキズですが、未知の分野の開拓ということで。
純文学や難しいビジネス書では無理ですが、ライトノベルや自己啓発系の本だと倍速で聞けるので、これまた便利。
慣れてくれば1.5倍~2倍速くらいで、聞き取れます。
さて、それで少し気づきがあったのでシェアしますね。
ライトノベルを聞き流すだけとはいえ、「楽々聞けるもの」「聞くのが楽しいもの」「聞くのがしんどいもの」があります。
その要因の主たるものは「好み」なのですが、好み以外にも幾つか要因があることに気づきました。
そのうちの一つが「世界観」。
昨今のライトノベルは、複雑な設定のものが多いのです。
近未来では何国と何帝国が争っていて、世の中の常識はどうなってるだの、
バーチャルリアリティで五感をフルに活用したゲーム内ではレベル設定・モンスター・魔法の種類や属性がどうなっているだの、
本当に複雑です。
そして、個人的に苦手なのは「最初から登場人物が多すぎる」話。
何が何で、誰がどうなのかを理解するまでに疲れて飽きてしまいます。
世界観の話では、どうしてもその説明が地の文(描写)になってしまいます。
そして、この描写がずっと続くとそこで疲れてしまいます。
理想的なのは会話が多めで、サクサクと進んでいき、
「なんとなく、こんな世界なんだろうなぁ」
というニュアンスのままストーリーが進行し、どうしても必要な情報だけ注釈のようにワンポイントで入るもの。
何故か?
理由は二つあります。
(1)人間の脳はストーリーが好きだから
(2)別に「抑えきれない興味から、なにがなんでも知りたい」と思って聞いてないから
でもこれって、プレゼン(授業も含む)に似てませんか?
聞いてる人は「別に聞かなくてもいいんだけど」くらいの姿勢なのに、その前で話して興味を持ってもらう。
状況的には似てませんか?
と、いうことは、つまり……
(1)しなくてもいい説明は極力省く
(2)どうにかして会話文を入れ込んだりして、人間くさいストーリーにする
ええ、そうです。
お察しのとおり、自戒の念を込めてのシェアです(笑)
僕の話は極端に前段階の説明が多すぎるので。
ついつい不安になっちゃうんですよね。
でも、それでは飽きるポイントを自ら作っているようなもんです。
さて、あなたが昨日した話は、どうでしたか?
・不要な説明が多くありませんでしたか?
・登場人物は絞れてましたか?
・会話だったり擬音語や擬態語を使って、動きのある話でしたか?