落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

田中さんの面白さ、伝わらず……(わらプレvol.25)

2020/03/30
 
この記事を書いている人 - WRITER -
桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

昨日は床屋さんに行ってきました。
田中さんという方に切ってもらっています。
この方に切ってもらったらオーディションに合格したので、僕の中では「縁起のいい床屋さん」として、もう8年近く通っています。

なんの変哲もない、よくある家族経営の床屋さんなのですが、この床屋さんがちょっと変わっているんです。
ちなみに田中さんは、リリー・フランキーさんに顔が似ています(笑)

この変わっている床屋さんの話を妻にしようと思ったのですが、上手くいかなかったんです。
面白さがイマイチ伝わらなかった。

では恥を忍んで、僕が妻にした話を出来る限り忠実に再現してみましょう。

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今日、床屋さんに行ってきたんだけどさ。ほら、田中さん。
そうそう。いつもの田中さん。
あの、田中さん、ちょっと面白いんだよ。

あそこの床屋さんさ、なぜかドバイとか、なんかそんな感じの人が異様に来るんだよ。
ヒゲを手入れしに来るんだって。
あの人たちって髪の毛を切るのは特にこだわりがないらしいんだけど、ヒゲは一種のステータスなんだって。
だからよっぽどうまい人じゃないと触らせないんだって。
「髪の毛だけ切って。ヒゲは自分でやるから」
そんな感じなんだって。

でさ、田中さん、前は大久保駅前にあるお店で修行してて、そこにドバイの人が来て、たまたまヒゲの手入れもしてもらったんだって。
そしたら、その人が後輩か知り合いかに「あの人いいよ」って言ったらしいんだよ。

そしたらその噂が広まって、次から次へとヒゲだけ手入れしてもらいにアラブ系のお客さんが増えたんだって。
その後、お父さんの店に移って、お父さんと一緒に床屋さん始めてからも、そのお客さんは離れずに来てさ、この前、なんか国で大事な日があったらしいんだよ。
建国記念日だか偉い人の誕生日だか、なんかそんな感じの日。

その前日と前々日には店にドバイ人が溢れてて、15人くらい待ってたらしいよ。
外から見ると異様な光景でさ、日本人の客が逆に入りづらくなるくらいの状況。

しかもドバイの人とか金持ちだから、八王子だったか神奈川だったか、すごい遠くから高級車に乗って来るんだって。
なんか、すごくない?

どうでしたでしょうか?

どこがダメだったか、わかりますか?

答えは明日。

あ、「全体的にダメだった」っていうのはナシね。
あと、妻が僕に興味も関心もないから、っていうのもナシね。それはそれで正解だけど。

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田中さんは、
「そこの青梅街道に、ネパール人が豚骨ラーメン店を開いたんですよ」
とか
「中野区の広報掲示板に、UFO研究会のチラシが公の催し物として告知されてるんですよ。しかも会場は中野サンプラザ」
など、面白いがどうでもいい情報をコンスタントに提供してくれます。

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桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

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