落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

有名女優も満足した心中(わらプレvol.198)

2020/03/30
 
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桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

こんばんは、桑山です。
今日はインフルエンザの予防接種を打ってきました。
予防接種を受ける前に看護師さん(先生の奥様)に
「アルコールは大丈夫ですか?」
と聞かれ、反射的に
「まだ昼間なんで大丈夫です」
と答え、笑われてしまいました。
注射する際に消毒するために使うアルコールに対してアレルギーがあるかどうかの確認だったようです。

さてさて、今日は一昨日観てきた
劇団ズーズーC「喜劇 俺たちの心中は世界を泣かせる」
のレビューでしたね。

まず、この劇団の何が凄いと言ってチラシに公演の内容が何一つ書いていない。
http://zzc.starfree.jp

ホームページのチラシのところをクリックすると、チラシのオモテ面とウラ面が見られるので、見てみて下さい。
作品紹介というところにも「再演であること」「初回公演の時はガラガラだったこと」くらいしか書いていません。

あらすじを全く知らせずに観に来てもらおうという……まさに「図々しい」チラシ(笑)

主催のオメオリさんに言わせると「ネタバレになってしまうので」ということらしいのだが、ハッキリ言って題名自体でネタバレである。
もっと言うと再演の時点でネタバレもクソもあったもんじゃない(笑)

この辺のズレっぷりは、おそらく天然なのだろう。
この世間からのズレっぷりは作品中にもいかんなく発揮されている。

はっきり言おう。
これは心中の話である。
経営に行き詰まった出版社の社長夫婦が心中しようとする話。

そう書くと「え? 別に普通の話じゃん?」って思うかもしれない。
いや、思うでしょう。

ところが全然、別次元で話が転がっていく。
心中の美学と効能を二人で議論しあい、様々な「切ない心中」を求めて模索し、行動するのだが、まぁ予想外の事態のオンパレード。

もっとも、予想外の方向に転がるのは主催が演じる主人公のズレっぷりが原因なのだが。

だから、この作品はあらすじを知ってても全然関係ないのである。

海外ドラマで「ブレイキングバッド」という作品がある。
どんどん悪い方に転がっていくという意味合いらしい。

しかし、この「俺たちの心中……」の転がり方は、ブレイキングバッドを超えている。
しかも転がっていくのは面白い方向に、だ。

今回の観劇ツアーは3人だった。
僕の他には、モントリオール世界映画祭に正式招待された映画『OUTZONE』で共演した女優さんと、らっぱ屋という劇団の女優さんである。

らっぱ屋という劇団は演劇界ではかなり有名で、脚本・演出をしている鈴木聡さんは朝ドラの脚本を執筆していたりする。
何を隠そう僕がザ・ニュースペーパーと出会う前、まだ素人で声優養成所にいた頃、「ここの劇団に入れるのなら死んでもいい」と思った劇団である。
シアタートップスとかに観に行きまくりました。

そんな雲の上の方が一緒に来て下さるのです。
くれぐれも粗相のないようにしなくてはなりません。
しかも、らっぱ屋はコメディの劇団です。
ですので、僕が思ったままを伝えました。

桑山「あの……最初に言っておきますが、雑ですよ」
雲の上の人「雑って何が?」
桑山「演技とか、全体的にというか。あ、でも脚本は意外と緻密だと思うんですけどね」
雲人「それって、不条理劇なの?」
桑山「不条理劇ではないです」
雲子「じゃあ、ストーリーはあるんだ」
桑山「僕も一作しか観たことがないので何とも言えないんですが……不条理劇ではありませんし、ストーリーもあります。ただ、ストーリーの展開は不条理です」

我ながら上手いこと言ったな、という気はした。
おそらく前回の観劇ツアーに参加したメンバーなら、この言わんとするところをわかってもらえると思う。

ちなみに終演後、明かされたのだが、僕らが観る前日に演出が変わり、ラストシーンを冒頭に持ってきたそうだ。

たしかに!!!

今までのバージョンを想像してみて、今回のバージョンと比べてみる。
うん、絶対にこっちの方がいい!!

ラストシーンを冒頭に持ってくることで「何故、そうなるのか?」という謎と、「あと何日かであぁなるのだ」という時限爆弾の効果がある。
そして、結末がわかっているからこそ切なかったり、面白かったりする。

ある意味、「カメラを止めるな」的な作品に仕上がっていると思う。

もしかしたら(いや、おそらくは)この芝居を観ていない人には、なんのこっちゃわからないレビューになっていると思う。

でも、観た後にこれを読むと凄く良くわかると思う。

最後にこれだけは言っておきたい。
僕らが見た回は満席でした。
そして、何度も、いや十数回の爆笑が巻き起こっていました。
心中という、本来は人の死という「触れてはいけないところ」を扱っていながら十数回の爆笑!!

タブーと笑いは背中合わせのところにある。

本来、ザ・ニュースペーパーが得意としてきたところをこの劇団によって教えられている気分です。
11/2~11/4の間はまだ公演しています。

これを読んで気になった方は是非!!!

ちなみに一緒に観に行った、らっぱ屋の三鴨さん(あ、言っちゃった)も、面白がって下さって大満足でしたよ。

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桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

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