落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

読書感想文 最強説(わらプレvol.220)

2020/04/14
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

こんばんは、桑山です。

前回は「宿題の中で何が一番役に立つか?」
という話でした。

これ、僕の私見から言うと……

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「読書感想文が最強の宿題」説

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そう、あの夏休みの宿題で割と最後まで残るやつ。

僕は小学生の頃、本を読むのが
めちゃくちゃ好きでした。

が、読書感想文は大嫌いでした。

【嫌いな理由・その1】
『読む本が決められている』

今はどうだか知りませんが、僕らが小学生の頃は
「課題図書」というのが決められていて、
好きな本を読んで感想文が書けませんでした。

そして、この課題図書が大人が決める本だから、
全然面白くないの。

きっと大人が「子どもに読ませたい」と思う
いい話なんだろうけど、面白くないから、
全然頭に入ってこない。
おんなじところを何回も読むハメになります。

別にバトルが繰り広げられるわけでもなく、
主人公が三角関係に巻き込まれるわけでもなく、
誰かが殺されて謎解きをするわけでもなく、
人が死ぬのは戦争の話ばかり。

確かに戦争の話は大事なことだけど、
遊びたい盛りに戦争の話をむりやり読まされるから
「戦争の話=難しい・面倒臭い」が刷り込まれて
大人になっても政治や外交に興味がなくなるのでは?

今だったら、
小学生なら「かいけつゾロリ」とか
「おしりたんてい」とかでもOKってすれば
みんな、もっと気楽に書いてくるのに……
とか思います。

中学生ならライトノベルとか漫画やアニメの
ノベライズとか。

官能小説なら、中学生男子とか放っておいても
読むと思う。
さすがにそこまでは行き過ぎな気もしますが。

【嫌いな理由・その2】
『感想を先生に提出する意味がわからない』

普段「人には色々な考え方があります」とか
言ってるくせに、感想文を出すと、色々と
先生から添削されたりする。

添削されなくっても、
「○○さんの感想文は素晴らしい」
と、あたかも正解を提示されるかのように
扱われます。

「よくわかんないけど、なんか面白かった」
じゃ、なぜダメなのか?
その意味が分かりませんでした。

大人になってから改めて読書感想文を考えると

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「読書感想文は感想を書くことではない」

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ということに気づきました。

感想を書かずに、何を書くか?

それは「自分が感じたこと」

え? それ、感想じゃん?
実は微妙に違うと僕は思うんです。

例えば『吾輩は猫である』と読んで
「面白かった」「むずかしかった」「タメになった」
と書いても、実はあまり意味のないことです。
普通「感想」と聞くと、こういうのを思い浮かべます。

じゃ、どう書けばいいのかというと
(いや、正解なんてないんだけどね)

「吾輩は猫である」と、猫を擬人化してるところが
面白かった。
本当のことを言うと、あんまり面白く感じなかった。
だって、普通だから。
今、猫がしゃべるアニメなんてたくさんあるし、
虫どうしが話すアニメやおもちゃが話すアニメ、
なかには戦艦や日本刀を擬人化したものまである。
いまさら猫から人間の世界を見て、とか言われても
正直、普通過ぎる。
なんで、こんな話を勧めてくるのかわからない。
もしかしたら、これ話が書かれた頃には画期的だった
のだろうか?
だとすると、次世代では「艦隊これくしょん」や
「刀剣乱舞」も学校の課題図書になるのだろうか?
そう考えるとちょっと楽しい。
「吾輩は猫である」では、よくわからなかったが、
擬人化すると価値観が違うところから日常を見る
ギャップが面白いと思う。
価値観の違いのギャップを考えてみると、
男と女が入れ替わる「君の名は」もそうだし、
ライトノベルによくある「転生したら勇者」も
異世界という価値観の違うところに放り込まれる
面白さだ。
そう考えると、もしかしたら、今、日本が世界に
誇るアニメや漫画やライトノベルに大きな影響を
与えたのは「吾輩は猫である」なのかもしれない。
そういう気持ちになると、もう一回読んでみたくなる。

こんな感じでもいいんじゃないかと思う。

 

つまり、長々と書いたが、僕の思う読書感想文とは

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「自分の思考を言語化するトレーニング」

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であり、

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「この本、ちょっと面白いから、読んでみ?」

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とお勧めすることなのではないかと思う。

ぶっちゃけ、今風に言うと
【YouTuberがやってるレビュー】
なのではないか?

ここまで話してきて、何か気づいた事って
ありません?

読書感想文って何かに似てません?

 

 

そう!!

「本」のプレゼンなんですよ。

 

本自体の良さ(内容)と自分が感じた良さを
言語化して、他人に勧める行為。

 

で、話がだいぶ脱線しましたがこれが出来ると
何が重宝するかというと……

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相手のことをプレゼンして、相手に伝えると
「ほめ上手」になれる

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僕はラッパ屋の打ち上げで、何を話していいのか
わからなかったので、読書感想文風に
「ラッパ屋の魅力」と「今日の芝居の面白さ」を
「ラッパ屋の役者さんに」話してみました。

 

これが思いのほか、スマッシュ・ヒット!!

 

自分たちの芝居を深読みして熱く語られたら
そりゃ、嬉しいですよね。

 

計算してやったわけではありませんでしたが、
打ち上げの帰り道「読書感想文って最強だ」と
思ったわけです。

 

今回の打ち上げで学んだこと。

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「読書感想文=レビュー=プレゼン→最強」

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身近にある色んなモノや人の「面白いところ」を
見つけ出して、他人に伝えてみて下さい。

 

最初はちょっと難しいけど、意外と楽しいですよ。
なにより割と喜ばれますしね。

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