失敗して下さい(わらプレvol.216)
こんにちは、桑山です。
今日も雨ですね。
去年は梅雨入れ宣言したとたんに雨が降らず
そのせいなのか、夏は猛暑を通り越した酷暑。
それを思うと、今年は正常なのかなと思います。
昨日は、「運は人が運んでくれる」話でした。
その言葉に背中を押されたものの、やはり不安。
だって時代劇コントや朗読劇なんて初体験です。
ちょっと無理じゃないかな?
いや、ちょっとじゃなくて、かなり無理かも。
でも、せっかくのチャンスだから挑戦してみたいな。
でも、やっぱり無理なんじゃないかな?
こんなジレンマに陥るわけです。
で、これをクリアするために、宣言しました。
何を宣言したと思いますか?
「僕なら絶対出来る!!」って宣言した
と思いました?
残念。ハズレです。
「何回でも書き直すから、遠慮なく言って下さい」
と宣言しました。
実際、「もっとここをこうして」という依頼で
2~3回書き直しました。
ほとんどは微修正程度で済みましたが、
なかには丸ごと書き直したコントもあります。
なんで、そんな面倒臭そうなことをするか?
実は、こっちの方が面倒臭くないんです。
そりゃ、手間はかかります。
でも気が楽なんです。
例えば、一生に1回、1人の異性にしか
告白しちゃいけないというルールだったら
どうしますか?
あるいは一度仕事を選んだら、一生変えちゃダメ。
一度会社に入ったら絶対退社しちゃダメ。
そんな法律だったら、どうでしょう。
選ぶのにかなり真剣になると思います。
真剣になるのは良いんですが、
失敗するリスクを恐れて選べなくなっちゃう。
そんな事態も充分考えられます。
一番ヤバい状況なのは失敗することではなくて、
「失敗を恐れて動けなくなること」です。
「う~~ん」と眉間にしわを寄せて、腕組みして、
パソコンの前でうなっていても、
コントが出来上がることはありません。
「これじゃない」「他の展開はない?」
と却下されたとしても、何回も書き直していれば
そっちの方がよほど、徐々に完成に近づいている
と思いませんか?
つまり……
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「そこをゴールだと思わない」
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テスト第一段階くらいの気持ちで始めると
割とハードルが低く始められます。
例えば、プレゼンとかスピーチでも
「今回は絶対に失敗できない!!」と
そこを「完璧なゴール」と定めてしまうと
心理的プレッシャーはハンパないと思いません?
普段はしない緊張をするかもしれません。
これでは逆効果。
とっても大事なプレゼンであっても、
そこをゴールとするのではなく、
その先にある「まだ見ぬゴール」のための
通過点と考えれば、行動のハードルは下がります。
なかなか動き出せない時は、
「とりあえず一回失敗してみるか」
くらいの気持ちで始めてみるのも
もしかしたらアリかもしれませんよ♪
P.S.
これを書いていて思い出したのですが、
僕がザ・ニュースペーパーに入るきっかけも
「とりあえず一回失敗してみるか」でした。
一部上場企業に就職したものの、転勤先の
課長と反りが合わずに退社。
一度辞めたら、もう改めて一部上場企業に
再就職するのは難しいだろうし、
就職できても、出世街道ではないだろう。
「じゃ、もう一回失敗してみようか」
そんな気持ちで声優養成所に入り、
紆余曲折して今に至った訳ですから。
あながち間違いじゃなかったのかもね(笑)