落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

実況中継・完結編(わらプレvol.61)

2020/03/30
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

今日は浅草の寄席に出ます。
今日の相方はトランプ役やプーチン役、小泉元首相役をやっている松下アキラさんです。
いつものようにウソのニュースをやろうと思っていたら、昨日急にアキラさんからLINEが。
「明日、どうする? マティスとかやってみる?」
え? えぇ???
いきなりマティス??
もう「狂犬の異名」くらいしか情報ないんですけど……。

ちょっと考えさせてください。
そう答えると、次にはもっとビックリするような内容のLINEが。
その内容とは……(続きは最後)

(本日のあらすじ)


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人前で話す時に上手く話せない原因の一つに緊張があります。
これはメンタル的な問題です。
この他にスキル的な問題があります。
例えば「言葉がスラスラ出てこない」
例えば「聞き手に響かない」
例えば「話にメリハリがつかない」

この中の「言葉がスラスラ出てこない」に対応するために、現在「実況中継」というトレーニング法をご紹介しているところです。
今回は実況中継のサード・ステップです。

前回のセカンドステップでは、実況中継をしながら振り返るということを説明してきました。
今回のサードステップでは、「実況中継の最中に3つの単語を候補として考える」ということにチャレンジです。

これもまずは3分間くらいの実況中継の中で1箇所くらいからスタートしましょう。
頭に浮かんだことや目に映る光景を口に出すときに、3つの単語を瞬時に思い浮かべて、その中から一番しっくりくる単語を選択します。

例えば……
風呂の浴槽にお湯が入っている。
お湯は肩より少し下のわきの下あたりまで入っている。
水面は(「波?」「波紋?」「ゆったりと?」……ん~、この中から「波紋」を選ぼう)波紋が広がっている。

こんな感じです。
最初は一瞬言葉が止まってしまうかもしれませんが、出来ればこれを言葉を続けながら選択できるようにします。
こう聞くと、随分難しい感じに聞こえるかもしれませんが、セカンドステップで喋りながら振り返ったりしているので、コツさえ掴めば意外と出来ると思います。

1箇所で出来ればセカンドステップと同じく2箇所、3箇所と増やしていきます。

これ、慣れてくると、単語を3つ候補を挙げるだけではなくて、話の方向性を瞬時に3パターン候補を挙げて話を展開させていくことも出来るようになります。

これが出来ると、どんなことに役立つかと言うと……
・適切な言葉を選択しながら話すことが出来る
・喋りながら話し続けることが出来るので、バックグランド処理が出来るようになる
という効果が生まれます。

なに? そのバックグランド処理って?
う~~ん、パソコンでいえば常駐ソフトという感じでしょうか。
例えば、今パソコンでメールを見ていますが、そのメールのソフトとは別に(目に見えないところで)ウイルスチェック機能のソフトがウイルスをチェックしている、といった具合です。

vol.35で紹介した「頭を七三に分ける」につながっていきます。
これ、簡単に説明すると頭の7割を使って会話を進め、残りの3割を使って他のことをする、というテクニックです。
これが使えるようになると、色々と便利になってきます。

話をしながら、着地点を探すことが出来ます。
話をしながら、次の話題への「つなぎ」が出来るようになります。
不測の事態に対処できますので、少々のアクシデントで頭が真っ白になることがなりません。

先ほども少しお話しましたが、話の展開や転がし方にも使えます。
そうすると、どうなるか?
応用すれば、会話の時にも相手の答えを3つくらい想定しながら話が出来るようになります。
もし想定していた答えであれば、相手が答えている間に、こちらの答えをより適正なものにしたり、ちょっとひねりを入れた回答に出来たりします。

僕は時々「返しが早い」と言われることがあります。
みなさん、僕の頭の回転が速いと勘違いされているのですが(笑)、実を言うとこういうカラクリなのです。
別に頭の回転が速いわけではありません。

これ、わざわざカミングアウトする必要はなかったかな……。

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アキラさんから来たLINEの内容と言うのは
「3/4のライブでするネタをやってみたい」

「わかりました。頑張ります」とよくわからないまま返事をしました。
一晩寝て、台本を見て驚愕。
A4の用紙に4ページある。
本番まで、あと5時間ほど。
覚えられるのか、僕……。
結果は明日(笑)

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