落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

仄暗い洞窟の底から(わらプレvol.223)

2020/03/31
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

おはようございます!!
「伝える技術」研究家の桑山です♪

今日は福島県の富岡町で公演です。
今、東京駅からいわきに向かう特急の中で
これを書いています。

水曜日は新人監督映画祭に招聘された出演映画
「お口の濃い人」の上映会に行ってきました。

木曜日はスピーチ講座の無料ウェブセミナーの
ナビゲーター役ということで収録のお手伝いを
させて頂きました。
(配信の準備が整ったらお知らせしますね)
ちなみに僕が行うスピーチ講座ではありません。
僕自身もやってみたいんですけどねぇ~。

そして昨日はラジオの収録に行ってきました。
オンエア日は7/7(日)の朝5:00(笑)です。
聞けるネット局の詳細はこちらから。
http://park.gsj.mobi/program/show/1952

さてさて、今日は、少し前の話になりますが
家族旅行の時の話をしたいと思います。

民話の語りべの話をして
「場の空気を作ることが大事」
という話をしたのを覚えてますか?

では、場の空気はどうやって作ればいいか?

やっぱりキモとなるのは、そこですよね。

それのヒントになる出来事があったので
今日はその話をしたいと思います。

岩手県の大船渡と遠野の間にある
「滝観洞(ろうかんどう)」
という洞窟を勧められ、行ってきました。

行く道がわからないのでネットで検索。
すると、所在地やアクセス方法と共に
数々のレビューが出てきました。

曰く……

入場券を購入すると、長くつ、かっぱ、
ヘルメットを貸してくれます。
なんと大袈裟なと思って、入り口を少し進むと、
何故貸してくれるのかが理解できます。
ヘルメットが洞窟の岩に当たること十数回、
水流を渡ること何度か。
さらに、中腰でなければ通れないところがほとんど。

とか、

入場料1050円で入洞前にヘルメット、ジャンパー、
ゴム長靴を借ります。
足場は滑りやすく頭部をぶつける可能性が大きく、
ジャンパー着用しないと服は濡れます。
(中略)
75歳の母には勧められないと思いました。
映画のロケ地にもなっており、神秘的です。
苦労して奥まで歩き進めると(後略)

とか、

さくっと見て、さくっと次の訪問地へと
考えていたのですが、いや~舐めてました。
入口でレインコートと長靴、
ヘルメットを装着し出発。
背中をかがめながら、頭をコツンコツンと
時々打ちながら、進むこと30分。

など、文面からヤバい匂いがプンプン漂ってくる。
どうやら映画「八つ墓村」のロケ地らしい。

この時点で息子コジローは早くも難色を示す。
妻もやや引け腰。
しかし妻のあんちゃんに勧めてもらった場所。
ここは行っておいた方が良いだろうと決断。

ヘルメット、ジャンパー、長靴を借りて洞窟へ。
洞窟に入って5分で後悔。
腰をかがめないと勧めないところの連続。
さらに足場は滑りやすく、この時期なのに
洞窟の中は寒いんです。

大人たちがスリップしつつ、
苦労しながら進んでいると、
ここへ来て俄然やる気を出したのが、
一番難色を示していたコジロー。

彼は体重も軽く背も低いので、
大人達にとっての難所を苦も無く
すいすい進んでいきます。

「大丈夫ですか~?」
「みんな付いて来ていますか~~?」
と、ツアコン気取り。

何故、彼はこんなにはしゃいでいるのだろう?
何故、彼は俄然やる気を見せたのだろう?

洞窟探検が小学生の少年心を刺激した?
もちろん、それもあるでしょう。
だが、それだけではないと思いました。

コジローは食が細いんです。
「いっぱい食べなきゃ大きくなれないぞ」
といつも言っているのですが、
お子様メニューを食べきるのも苦労します。

朝食に至ってはフルーツとヨーグルトのみ。
「モデルかっ!!」
と日々、僕にからかわれています。

だからなのかもしれませんが、
コジローは痩せっぽちでチビ。

運動は大好きなのだが、ここぞという時には、
やはり体格の良い子には負けてしまう。

たぶん本人的にもコンプレックスなのでしょう。

しかし、今現在は、そのコンプレックスの
「痩せていてチビ」がプラスに働いています。

屈まなくても進めるし、
体重が軽いのでスリップしても
大きくバランスを崩す前に立て直せます。

「ここは僕の得意分野だ」と思ったのでしょう。
言い換えれば
「ここは僕のフィールドだ」
「ここは僕が居て良い場所だ」
と感じたのだと思います。

そういえば、ぼくもサラリーマン時代に
似たような経験があります。

内容もほとんと同じ商談なのに
「得意な取引先」と「苦手な取引先」が
ありました。

得意な取引先の時は、楽にガンガン主導権を
握っていけました。
逆に苦手な時は、居心地の悪さや肩身の狭さを
感じつつ、提案するタイミングも何もかもが
つかめませんでした。

きっと、これが「場」というものの正体では
ないでしょうか?

つまり……

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「自分の得意分野だと感じられれば、
場を掌握することが出来る!!」

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たとえ、そこまでいかなくても
「自分が居て良い場所」だと感じられれば、
『場』は掌握できるのです。

では、逆算してみよしょう。
「場を掌握する」ためには
どうすればいいのでしょうか?

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「自分の得意な事・好きな事・出来る事と
今いる状況の共通点を見つける」

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この時、コジローのように
自分のコンプレックスが反転して
出来る事につながるら、その反動は大きく
効果も大きくなります。
いわゆる「レバレッジが効いた状態」ですね。

共通点なんか見つけられないよ……。

でも、そんなことは考え方ひとつ。

科学的根拠がなかろうが、
論理的に若干矛盾が生じてようが、
こじつけだろうが、屁理屈だろうが、
どーでもいーじゃないですか。

要は「自分がそう感じられればいい」だけ。

別に学会に論文として発表するわけでも
ありません。。
自分が場を掌握するきっかけにするだけの話。

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「うん、ここなら私、〇〇が出来る!
ってことは、ここ、私のフィールドだ!!」

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これを合言葉にしてみてはいかがですか?

P.S.
ちなみに滝観洞の地底滝は本当に美しく、
素晴らしく、圧巻でした。
辿り着くまでの苦労が、感動を何割か増しに
していたようにも感じました!!

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