落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

禁断の薬に手を出してしまいました!!(わらプレvol.53)

2020/03/30
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

ついに禁断の薬に手を出してしまいました。

ハーフマラソンが近づいてきているのに、体重は徐々に増え……。
このままでは妻と子どもにダメダメな姿を晒すことになる……。
そんな苦悩の中に現れた誘惑。

「君は君のままでいいんだよ。ただこれを飲むだけでいいんだ」
なんという甘美な誘惑。

1週間悩んだ末についに手を出してしまいました。

https://www.facebook.com/kuwayamagen/posts/1368498129891857?notif_t=like&notif_id=1485394346006713

これから毎日、このメルマガで体重と体脂肪率・やった運動などをレポートしていきますね。

ちなみに本日(1/26)は……
体重:65.0kg
体脂肪率:18.0%
やった運動:腹筋30回(EMSマシーンは充電切れのため、現在、充電中)

(本日のあらすじ)


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さて昨日は「強制参加のメカニズム」について考えていきました。

そして最後に「強制参加をもう一歩推し進めたところに『客いじり』というのがありますが、これはあまりお勧めしない」ということをお伝えしました。

それこそ冒頭の話ではありませんが、客いじりは禁断の薬なんです。

「そんなぁ~、人前で話すのが大変なのに、客いじりなんて出来っこないよぉ~」
そんな声が聞こえてきそうですが、このメルマガに書かれているコツを『実践』していけば、人前で話すことが苦ではなくなる日がそう遠くないうちにやってきます。

問題はそのときなんです。
人間は慣れる動物です。
慣れがあるからこそ継続的な進歩が望めるわけですが、この慣れは意外に曲者です。

慣れは「自分の中での刺激を麻痺させる(刺激の般化)から」です。
すると、つい、より刺激の強い方へと誘われていきます。

今のザ・ニュースペーパーの体勢になる前の社長が、舞台上のネタに関して、厳に禁じていたものが3つあります。

1.下ネタ
2.CMネタ
3.客いじり

ベテランメンバーには、多少目をつぶって黙認していたところもありますが、若手がやったら凄い勢いで怒られました。

「安易なところに走ると芸が荒れる。芸が育たない」というのが前社長の言い分でした。

はっきり言って当時は、全く意味がわかんなかったです(笑)
ウケない方が罪だと思ってましたし、ウケるならそれでいいじゃないかと思っていました。

あれから14年(なんか綾小路きみまろさんみたいになってますね)、今になるとなんとなくですがわかる気がします。

つまり上に挙げた3つは「手っ取り早く笑いが取れる」のです。
即効性、効果ともにてきめんです。
但し、好みがはっきり分かれる。

下ネタなどは好き嫌いがはっきり分かれるところですし、あまり連発するとどんなに好きな人でも確実に引いていきます。

またCMネタは「知っている」か「知らない」かで、真っ二つに分かれます。
さらに「知っている」人の中でも、そのCMに「好感を持っているか」「好感を持っていないか」に分かれます。
好感を持っている人の中でも「好きなCMを取り上げられて共感する人」と「好きなCMをそんな取り上げ方するなんて……と反発する人」に分かれます。
つまり、このCMネタをすると反応は取れるけれど、本当に「ネタをやった人(話し手)に好感を持った笑い」かどうかは、はなはだ疑問なのです。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、このCMネタの中には「テレビドラマ」や「今テレビなどで流行っていること」も含まれます。

そして、客いじり。
これも劇薬です。
えてして、お客さんにツッコむことで笑いを取るのですが、多くの人は「つっこみ」を誤解しています。
そのため、結果的に「生贄となったお客さん一人に恥をかかせる結果」となってしまう場合も少なくないのです。
しかし、周囲の人は「標的が自分ではない」という安心感から笑います。
これは、その標的にされた人を見下す嘲笑となる場合が多いのです。

当然、標的とされた人は不快に思います。
またその空間の中にいる方の中で不快に思う人もきっといるはずです。

もう一度よく思い返してみて下さい。
何のために「客いじり」をしようと思ったのか?

当初は、話し手と聞き手の間のラポール(信頼関係)をより強固なものにしようとコミュニケーションを試みたはずです。
なのに真逆の結果を招いてしまっている。
ここが難しいところです。

ですので、僕は客いじりをお勧めしません。
たぶん、僕は14年間の間に、客いじりをするネタは一度もやってないはずです。

しかし、あえて「客いじり」をするのであれば、以下のことだけ注意しておいて下さい。

・客いじりが成立するには一定の要件が必要。
話し手が圧倒的に権威がある場合や聞き手が話し手の熱烈なファン(既に強固な信頼関係が出来ている場合)の時だけにする。
人気講師やお笑いライブで客いじりが成立するのは、この要件を満たしているからに他なりません。

・笑顔で言う
どんな言葉を投げかけるのであっても、笑顔で言うことによって非言語情報を総動員して「これは冗談ですよ」とアピールする。

・かならずフォローする
クレーム処理が上手ければ、文句を言ってきたお客さんはヘビーユーザーになる、の理論です。
きちんと敬意を払って、そのパートを締めくくってあげれば嫌な気持ちにはなりませんし、きちんと敬意を払わなくてはいけません。

明日は今日の文章の中にちらっと出てきた「多くの人はつっこみを誤解している」について考えていきたいと思います。

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松下アキラがプロデュースする「無口なトークライブ」。
席数の確認の不手際から、まだ若干お申し込みいただけるそうです。

特に夜の部は、終演後に出演者と飲みながらお話できるので、普段ゆっくりお話したい人がいる方には絶好のチャンスです。

【日程】2017年3月4日(土) 昼の部:12:30開場/13:00開演 夜の部:17:30開場/18:00開演

【場所】ホボホボ 新宿区大久保1-12-27(最寄り駅はJR山手線 新大久保駅です)

【出演】松下アキラ・石坂タケシ・土谷ひろし・田中ガク・田中克憲・橋爪航
シークレットゲスト ク○○○○ン

【チケット代金】前売3,000円  当日3,500円(ワンドリンク付き)

【チケット予約】 03-5318-3449(TNPカンパニー)

その他、詳細はこちらで~~す。
http://www.t-np.jp/live/akiralive.html

よろしくお願いします♪

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