落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

タモリさん・たけしさん・さんまさんのゴルフ(わらプレvol.65)

2020/03/30
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

昨日は「めがねの会」という異業種飲み会に参加して来ました。
Facobookで知り合いになった「Facebookを使った集客の専門家」という鈴木ケンジさんの呼びかけで開催された、ほぼ全員メガネの飲み会です。

僕自身は特に集客に興味があったわけではないのですが、鈴木さんが説明されていた「動画の凄さを活用する話」がとても面白かったのでメルマガを登録して読み続けていました。
鈴木さんは洋服屋さんを経て、旅館業で働いていた方です。
動画や色々な手法を駆使して、ジリ貧だった旅館を、日本で一番予約を取るのが難しいとまで言われる旅館に再生された方です。

旅館時代に「大浴場や客室目当て」で来られたお客さんを、「スタッフに会いたくて」リピートするお客さんに変えて大繁盛に導いた話が個人的には大変面白くてメルマガを読み続けていました。

その飲み会でとても興味を引かれるフレーズが2つありました。
一つは自己紹介の時、公認会計士の方が「専門用語と数字を使わずに数字のことを説明するセミナーなどを開いています」と発言したフレーズ。
え??
どういうこと??
それって英語を使わず英語の授業をするみたいなもんじゃん?
いや、むしろ日本語を使わず国語の授業くらいの勢い???

でも同時に思いました。
もし、それが可能ならとってもわかりやすくて素敵だなぁ、と。
昨日、確定申告で「なぜ納税書類の記載方法は、わざと小難しい文言で書くのだろう?」と、ある種憤りを覚えていただけにダイレクトに心に響きました。

そして興味を引かれたもうひとつのフレーズとは……(続きは最後)

(本日のあらすじ)
・カタカナ、熟語、専門用語は使わない
・意味のわからない単語は聞き手の理解を中断させる
・やまと言葉を意識する

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冒頭でもお話したとおり、昨日、偶然にも「わかりやすさ」に関係する二つの出来事に遭遇しました。
「納税書類」と「数字を使わず数字を話す公認会計士」の話です。

今日は、授業やセミナーなどで「すぐに使える、わかりやすい話の仕方」についてお話しましょう。
今までも断片的に「伝わる話し方」について、お話をしてきました。
例えば、「今日は○○について話しますよ」という予告も、その一つですよね。
ついさっきお話した「すぐに使える、わかりやすい話の仕方についてお話しましょう」っていうのも予告です。
これは「話の手順」についての、わかりやすさの話です。

今日は「話の中味で使う言葉」に関しての、わかりやすさの話です。
今回の話はシンプルです。
「なぁ~んだ、そんなことか……」と思えるような内容です。
でも、実際にやってみると意外と難しい話です。

無意味に引っ張っても仕方ないので、結論から言いますね。

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わかりやすい言葉遣いとは……

1.専門用語を使わない

2.カタカナを使わない

3.四文字熟語を使わない。出来れば極力、熟語も避ける
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ほら、「なぁ~~んだ」って思ったでしょ?
でもこれ、意外と難しいんですよ。

以前、テレビ番組でタモリさん・北野武さん・明石家さんまさんが「英語を使わずゴルフをする」という企画を年に何回かやっていたことがありました。
つい英語(カタカナ)を使ってしまい、罰金を取られてしまう姿がとても面白くて、笑いながら観ていた覚えがあります。

そうなんです!!
カタカナや四文字熟語、専門用語(業界用語)は大変便利な言葉なんです。
大変便利であるが故に、自然と自分達の生活の中に紛れ込んでいます。

でも、実はこれが曲者です。

自分では「普通」だと思って使っていても、相手が「普通」だと思うかどうかは全く別の話なのです。
しかも、毎度のように言っていますが、「話は相手のためにするもの、相手に合わせるもの」なのです。

話の途中で「意味のわからない単語」が出てくると、相手は「ん? どういう意味??」とそこで一旦理解が止まってしまいます。
理解が止まっているうちに話が進むと、一生懸命追いつこうとします。
これは相手に対して、優しくない話し方ですよね?

最悪の場合、相手が理解のために立ち止まっている間に、もう追いつけなくなると聞き手は理解を諦めてしまいます。
走り去るバスを呆然と眺める感じです。

そう考えると、「この言葉は相手にとって理解できるのか?」とイチイチ考えながら話すより、この3つを禁止にして話す方が楽です。
とはいっても、やってみるとわかるのですが、「これ、意外と難しい」んです。
この3つを使わないと、どういう言葉になるかと言うと……もうお気づきですか?

そう、やまと言葉と呼ばれるものに非常に近くなります。
そして、この「やまと言葉」は言葉の響きがとてもやわらかくなるのが特徴です。
響きがやわらかいと聞いてきて心地よく聞こえます。
つまり「聞いているのが楽」なのです。

やまと言葉。
これを意識してみてください。
やまと言葉を徹頭徹尾、終始一貫して使いこなせると、逆にスタイリッシュかつコケティッシュな表現方法が可能になるだけでなく、聴衆のアンニュイさも払拭できてレバレッジの利いたトークが展開できますよ!!

ね?
わかりにくいでしょ?(笑)

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昨日の飲み会で心に響いた「もうひとつのフレーズ」
それは鈴木さんが教え子のセールスライターに向かって言っていた一言でした。

セールスライターとは商品や店舗集客のために「広告文を書く仕事」のことです。

その方に
「ライターと名のつく仕事の人が、僕より書いてないのっておかしくない?」
と言っていました。

鈴木さん曰く、「書かなきゃ上手くもならない。書かなきゃ実績も作れない。上手くなくて実績もない人のところに仕事が来ないのは当たり前」
厳しくも愛情に溢れた言葉でした。

そして、同時に僕が師匠と仰ぐ、作家の高橋フミアキ先生にも同じ事を言われていたのを思い出しました。
下手でもいいから書き上げる。
それを愚直に何度も繰り返す。

この2月~3月は、ちょうど時間があるので文章修行に時間を費やそうと決意を固めた一言でした。

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