お笑い心理学のマーケティング(わらプレvol.66)
おはようございます。
今日は僕の誕生日。でも今日は3月4日にある「松下アキラトークライブ」の稽古があるので、昨日の晩、家族にお誕生会をしてもらいました。
で、朝起きて妻が僕に最初に言ってくれた一言とは……(続きは最後)
(本日のあらすじ)
・人間の脳は違和感があると注意深くなる
・脳は「注意深い」と「興味深い」の区別が苦手
・話に応用するなら、「つかみ」で関係ない単語を並べる
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マーケティングっていう言葉を聞いた事がありますか?
「単語自体は聞いたことある」
そんな感じでしょうか?
僕もです。
では、マーケティングってどういうものか、わかりますか?
なんとなくイメージはわかる気がする。
そんな感じでしょうか?
僕もです。
そこで調べてみました。
すると、マーケティングとは「企業が製品またはサービスを顧客に向けて流通させることに関係した一連の体系的市場志向活動のこと」だそうです。
平たく言うと「どうすれば商品が売れるか」「どうすれば商品の良さがわかってもらえるか」をあらゆる角度から考えようってことだそうです。
え!?
どうしちゃったの??
これって投資か何かのメルマガだっけ?
安心してください、笑プレですよ!!(ちょっと古い?)
実は、「どうすればより良く話の内容が相手に伝わるか」を追求していった結果、「どうすれば商品の良さがわかってもらえるか」と非常に共通点が多いことに気付きました。
ましてやマーケティングは即商売につながる話。
コミュニケーション論よりも血眼になって研究されている分野です。
これを使わない手はない!!
とはいえ、マーケティングって何か難しそう……、誰か簡単に説明してくれないかな。
じゃ、僕が勉強して、その面倒臭いところをショートカットして、みんなにシェアすれば良いんじゃない?
みんな、日々の生活で忙しいしね。
と、いうわけでこれからは従来の「お笑い的見地」「心理学」に加えて「マーケティング」も勉強しながら、「あ、これ役立ちそう」と思ったことはシェアすることにしますね。
で、まずマーケティング入門の本を読んでいて「お!」と思ったこと、第一弾。
人間の脳は意外なものがあると注意を引かれる、という記述。
これは広告文などで一番最初にある「ヘッドライン」と呼ばれる場所に使われるテクニックだそうです。
まずは興味を引くことが大事。
その注意を引くためには意外さを演出することが大事なんだそうです。
これは人間の脳の本能的な機能なんだそうです。
いわば人間になりきる前の類人猿から受け継がれてきた本能です。
それは何かというと「いつもと違う風景があると危険のサイン」と認知する本能です。
どこがどうかはわからないけど、いつもの風景と違う。
妙な違和感がある。
もしかしたら敵がでてくるのかもしれないし、何か突発的なことが起こって生命が危険にさらされるのかもしれない。
そんな時は心がそわそわしてきたり、身体が危険に備えて身構えます。
自然と注意深くなるわけです。
そして脳は「注意深く観察する」のと「興味深く観察する」違いがイマイチよくわかっていません。
有名な話に「吊り橋効果」という心理学の実験があります。
ぐらぐら揺れる吊り橋の上で告白すると、通常よりも成功率が高くなる、という実験です。
これも「足場が不安定でドキドキする」と「好きな人から告白されてドキドキする」のを脳が混同するために起きることです。
では、具体的にはどうするか?
一番簡単な方法は「全く関係ない2つの単語を組み合わせる」ということです。
一見、関係がない単語や話題を並べると、妙な違和感を感じます。
そして「注意深く」なります。
さらに脳の特徴として「脳は空白を嫌う」という特徴を持っています。
つまり違和感を感じたままだとストレスに感じるので、なんとかその2つの単語を関連付けようと2つの単語の間にある「空白」を埋めようと勝手にストーリーを作って推論しようとしだします。
こうなると気持ち的には自ら積極的に考えているのと同じですから、「注意深い」から「興味深い」に実質的に変わっていることになります。
馴染み深い例としては「部屋とワイシャツと私」
もう歌を知っているので、さほど違和感を感じないかもしれませんが、なんか頭の中で勝手にこの3つを結びつけてドラマを再生しようとしていませんか?
「月夜の国家試験」
「豊洲とSMAP」
「立ち食い万年筆」
「トランプ政権と炭酸水」
なんか知らないうちに「なんとか映像をイメージしよう」としちゃってませんか?
これを授業や人前での話に応用するのであれば
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1.「○○と△△の共通点って知っていますか?」とか「○○って実は△△ってご存知でしたか?」などと一発カマす(笑)
2.○○の方には「自分の話したい内容」、△△の方には「相手が一番興味あること」をもってくるのが理想。
3.軽くヒントを出しながら、○○(自分がしたい話)をする。
4.○○と△△の関係について答えを出す
5.まとめとして○○の要点をもう一度強調する
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という流れになります。
当然の事ながら、「謎」だけ放り込んでおいて解決策や答えがないというのは反則です。
そして、これまた当然のことですが、毎回これを使い続ければ「この手法を使うこと自体に違和感を感じなくなる」ので注意が必要です。
端的に言えば、飽きられるってことです。
長くなってきたので、今日はここまでにします。
次回はこの方法で、具体的に何か話をシミュレーションしてみたいと思います。
この方法を使って、あなたが話してみたいなと思う話の内容はどんなものでしょうか?
その話の「つかみ」には、どんな単語を持ってくれば効果的でしょうか?
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今朝、起きて妻に最初に言われた言葉は「お誕生日おめでとう」ではなく……
「昨日の晩、コジロー(子ども)が激しく吐いた」でした。
「熱はないからノロではないと思う」
今日は午後から3月4日の「松下アキラのトークライブ」の稽古です。
午後はぐったりしたコジロー独りでお留守番です。
色々な意味で忘れられない誕生日になりました。
それでは、これからベッドで寝ている子どもを起こして、病院に連れて行きます。
Comment
家族でお誕生日のお祝いは素敵ですね。私は未だに旦那さんから誕生日何日だっけ?と聞かれます(笑)(笑)(笑)何月かは分かるみたい。子供たちの誕生日もそんな感じなので、覚える気ないようですが、私は自分の誕生日が過ぎていた事に気づいたことあります。それって、、、自分も忘れていたけど、誰からもおめでとう。を言われなかった結果(^_^;)今はSNSが誰かの誕生日を通知してくれるので、必ず誰かからおめでとう。を言われるようになりました。嬉しいです(^o^)
アキラさんとのライブ、またやって下さいね。行ってみたいです。