生きるのが楽になる(!?)『高級レストラン・メソッド』(わらプレvol.91)
(本日のあらすじ)
・桑山、ワークショップ的なトレーニングで苦戦中
・苦しさがちょっと楽になる『高級レストラン・メソッド』
・語順を入れ替える方法は、プレゼンや授業でも応用可能
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お久しぶりです。桑山です。
今、ワークショップ的なトレーニングでダメ出しの嵐です(笑)
ダメ出しって本当にメゲますね。
「改善点」であり、「飛躍のチャンスや糸口」だとわかっていても、全人格を否定されている気になります。
特に僕なんか基本的に思考が後ろ向きでネガティブですからね(笑)
でも、これ、少し考え方を変えるだけでだいぶ楽になりました。
どう変えたと思います?
とっても単純なことなんです。
言葉の順序を入れ替えたんです。
「改善点」だとわかっていても、全人格を否定されていると感じる。
この順番を入れ替えたんです。
「全人格を否定されていると感じ」たけれど、「改善点」だとわかっている。
どうです?
なんかとっても気分が楽になると思いません?
これ、自分が「苦しいな」と思っているときには、意外に有効な方法かもしれないな、と思いました。
●「英語を勉強している」けど、「英語が全然身についていない」
↓
○「英語が全然身についていない」けど、「英語を勉強している」
なんか、すげぇチャレンジャーな気がしません?
●ダイエットを始めるけど、毎回、3日坊主で挫折する
↓
○毎回、3日坊主で挫折するけど、ダイエットを始める
なに、このかっこいい不屈の闘志!!
これ、個人的には『高級レストラン・メソッド』と名づけました。
●凄く美味しかったけど、値段が高かったね
↓
○値段は高かったけど、凄く美味しかったね
同じことを言ってるのに、全然印象が違うと思いませんか?
そこで、もうひとつ、質問です。
「どちらの言い方のほうが好きですか?」
おそらく8~9割以上の方が後者の言い方のほうが好きなのではないでしょうか?
自分が好きだということは、かなりの高確率で「聞いている人も好きな言い回し」だということです。
つまり、これはスピーチやプレゼンにも応用が出来るのです。
マイナスなこと、ネガティブなこと。
それらは本当にネガティブな側面しかないのか?
裏を返せば……と、言い換えることが出来ないのか?
そのプラスとマイナスな側面を両方把握して、マイナスな面から語りだす。
聞き手が「やっぱ、そうだよね?」と共感したところで反転する。
うまくいけば聞き手に「おぉ~っ!!」という驚きや感動を与えることが出来ますし、そうでなくても「聞き心地は良い」
たとえば中学の数学で苦しめられた「二次方程式の解」の公式。
あれ、覚えるのメチャクチャ面倒くさかったですよね。
でも、あの解が導き出されるまでの手順を説明されて、「ね? これを『覚えておくだけで』数秒で答えが出る」って思えば、ちょっとズルして楽してる気分だよねって言われれば、公式を押しつけるより説得力が出ると思いません?
ちなみに公式を導き出すまでの手順はこちら
http://hooktail.sub.jp/mathInPhys/kainokoshiki/
この『高級レストラン・メソッド』、自分や周りの友達が苦しいとき以外も、プレゼンや授業でも応用して使ってみて下さいね。