ボランティアでCM撮影(わらプレvol.139)
今日は仙台公演です。
しかし考えてみると、仙台まで東京駅から1時間ちょっと。
うっかりすると日帰りで2回公演になりそうで怖い。
うち、結構やりますからね、そのパターン。
6月に予定されている北九州公演は、日帰りでフル公演ですもん。
とはいえ、やはり公演があるのは嬉しいし、ありがたい気持ちです。
ずっと話が途中になってましたが、メルマガをお休みしていた期間に僕が何をやっていたかというと……
結論から言うと、色々やっていました。
そのうちの一つがこれ。
https://youtu.be/hWB-eNMDxTc
僕が師事している作家の高橋フミアキ先生の会社のCM撮影です。
顔は出ていませんが、僕が出演しています。
さらに意外な人物もゲスト出演しています。
見る人によっては一発でわかる、ある意味、有名人です(笑)。
しかし、それが誰なのか、どこのシーンに出ているのかは言いませんし、今後も言うつもりはありません。
個人的にお楽しみください(笑)。
さて、この短いCMですが撮影には丸一日かかりました。
撮影を担当したのは、僕もお世話になったことがある実力派の映画監督さんです。
映像の仕事自体があまり慣れていないので、結構緊張しました。
またスピーディーに撮っていったので、出来上がってから「あぁ、こういう絵だったのか」なんて思いました。
「こういう絵を撮りたかったのなら、もっとこうすればよかったな」
出来上がりのyoutubeを見ながら、少し後悔したりもしました。
(実際、僕も昨日見たばかりです)
しかし、ふと気づきました。
「どういう絵で映っているのか」を気にしていたら、あまり緊張していなかったのではないか? と。
どういうことかというと、緊張のメカニズムについてです。
読売新聞でこんな記事をみつけました。
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人から見られることを意識せず、むしろ自分が見る側だと考えれば、あまり緊張しなくなる。
話す前に参加者を見回し、わかりやすく伝えるにはどうすればいいのか考えるようにすると、緊張が解けていく。
(一般社団法人「あがり症克服協会」鳥谷朝代理事長)
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つまり、人は「見られている」「観察されている」と思うと緊張しやすいのです。
逆に「見ている側」「観察している側」に立つと、ほとんど緊張しないのです。
これは動物でも同じようで、動物園の動物は「みられていることでストレスになる」ようなのです。
檻に入れられて自由に動き回るスペースが少ないことよりも、見られることのストレスの方が大きいようです。
そこで動物園側は少しでもストレスを減らそうと、より自然に近い動きや環境を整備して「見られることに意識がいかない」ように工夫をしているのではないかと個人的には思っています。
さて、話を戻しましょう。
大勢の人前で話をする時に緊張してしまう。
では、どうしたら緊張から抜け出せるのか?
それは自分が「観察者」になることです。
一番良いのは「聞いている人」を観察しながら話をすること。
「伝わっているかな?」
「飽きていないかな?」
「イマイチ理解できていないみたいだな。もう少し別の言葉で補足説明しようかな」
こうやって目の前のことを観察しながら話をすると、緊張しにくくなります。
これが出来ない時には「自分自身を観察」します。
「聞いている人にはどう映っているのかな?」
「ここでこういう動きをしたら映えるんじゃないかな」
「あえて話すテンポを変えてみたら、面白いんじゃないだろうか」
ただ、これは目の前の人を観察するより若干レベルが高めなので、まずは目の前の人の観察から始めた方が良いでしょう。
目の前の人を観察すると、何故、緊張しないのか?
原理は簡単で、パソコンでいえば「話す内容」「目の前の観察」でメモリを喰うため、「緊張」という作業をするメモリの余裕がなくなるからです。
逆に「緊張」していまうと、それでメモリを喰われ、「話す内容」「目の前の観察」などの作業にメモリが割り当てられなくなってしまいます。
俗にいう「頭が真っ白」状態ですね。
今日の結論
目の前の人を意識すると緊張すると思いがちだけど、実は逆。
目の前の人に「どう思われてるか」にフォーカスすると緊張する。
でも、目の前の人に「きちんと伝わっているか」にフォーカスすると逆に緊張しない。
是非、お試し下さい♪