落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

正解発表(わらプレvol.165)

2020/03/30
 
この記事を書いている人 - WRITER -
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

こんばんは、桑山です。

今朝、クイズを出しました。
僕が【自信のない依頼】を引き受ける時に必ず出す「ある条件」とは何でしょう?

今までの傾向から、回答者は2名くらいかな?
なんて予想をしていましたが……

では、正解発表です。

答えは
『何度でも書き直すので遠慮なく言って下さい』
でした。

予想とだいたいは合ってました?
それとも意外でした?

これには2つ理由があります。

自分に自信がないものほど、通常は作るのに時間がかかります。
そして、自分に自信がないものほど、少しでも良いものを作ろうと思います。

実はここが大きな落とし穴なんです。

だって冷静に考えてみて下さい。
自信がない分野なんですよ?
一生懸命考えたって
「すげぇ!! ブラボ~~!! 君、天才だぁっ!!!」
となる確率より
「う、う~~ん。な、なるほどね……。ま、ありがとう」
となる確率の方が圧倒的に高いじゃないですか。

だったら一生懸命考えたって無駄なんです。

でもこれ「テキトーにやっつけ仕事でやりなさい」っていう意味じゃないですよ?
依頼した方も具体的なイメージがないまま依頼してるのです。
だって明確なイメージがあれば、膨大な量の単純作業でもない限り、他人に頼むより自分でやった方が早いじゃないですか。

と、いうことはですよ。
「どんな風に書けばいいですか?」
「どんなイメージで、どういうものに仕上げればいいですか?」
って細かく聞いても、有効回答は得られにくいのです。

じゃ、どうするか?

「試しにこんな感じでいかがでしょう?」
って試作品を作って提示するのが一番早いのです。

実際に出来上がってきたものに対してだと
「う~~ん、こういうところは面白いんだけど、今回はそうじゃなくて、もっと〇〇みたいな感じ」
などと具体的にダメ出ししやすいのです。

その意見をもとに何回が書き直しをすれば確実に依頼者のイメージに近づいていきます。
締め切りギリギリに渾身の作を一発必中で狙うよりも、リスクが少ないのが分かってもらえると思います。
これが1つ目の理由。

2つ目の理由は「一発必中を狙うと書けなくなる」からです。
自信のない分野で、一発で満足いくものを書こうと身構えた時点で、通常は何も行動を起こせなくなります。
だって一目惚れした初恋の人に、最初の会話で結婚の約束を取り付けようとするようなもんですよ?
絶対に失敗せず、かつ自分を惚れさせる一言は?
そんなこと考えたら、一言も話せませんって(笑)

たとえが下世話だったので、もう少し体裁を整えて格好良く言うと
「これはあくまで仮の第一弾と考えることによって、心理的ハードルを下げ、行動しやすくする」
ということです。

ここらへん、プレゼンでも共通です。

ちょっと自分を振り返ってみて下さい。

もしかして、プレゼンで一発必中を狙っちゃってませんか?

P.S.
そろそろ暑中見舞いの名簿を整理し始めようと思います。
「僕から暑中見舞いが欲しい」
「桑山から暑中見舞いが送られてきたら嬉しいかも。ま、こっちから返信はしないけど」
「そこまで言うなら暑中見舞いを受け取ってやってもいいよ」
という方がいらっしゃったら、ご連絡下さい。

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