みんなワガママ(わらプレvol.17)
毎日ジョギングの距離を1kmずつ伸ばすと言いながら、午前2時まで飲んで朝起きて走ることが出来ない桑山です。
一昨日得たちょっぴりの自信が、あっという間に崩壊です(笑)
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昨日は「陣取りゲーム」の話をしました。
ポイントは「たった1人の人」に向かって話すことだと言いました。
何気ない事ですけど、これが一番重要なんです。
あなたが今までの人生の中で一番「興味を持てなかった」話はなんですか?
ぶっちゃけ「つまんねーなー。これ、時間の無駄っしょ?」って思った話は何ですか?
恋人の「今日あった嫌な話」ですか?
駅前でやっている「世界の恵まれない子ども達への募金」を呼び掛ける話ですか?
被災地に置き去りにされた犬猫への募金を呼び掛ける話ですか?
小中学校の校長先生がする朝礼の話ですか?
歴史の授業ですか? 人によっては数学かな?
これらには実は共通点があります。
それも2つ。
(1)自分の話したいことを話してる
(2)不特定多数の相手に向かって話してる
そうなんです。
人間って自分が思ってるより「わがまま」なんです。
どういうことかと言いますと「自分の聞きたいことしか聞かない」んです。
もっと言っちゃうと「自分の見たいものしか見ない」ように出来ています。
有名な心理学テストで「カラーバス効果」というのがあります。
「今日一日で赤いバス(車でもいい)を何台見たかを夜報告してください」とお願いすると、次々に赤いバスが目につきます。
「今日はやけに赤いバスが走ってるなぁ」なんて思うわけですが、確率的にはいつもと同じはずです。
いつも赤いバスは走ってるのに、そう意識したから「目についた」わけです。
引っ越しを考えたり、マンションを買おうとした時に、やたら物件情報が目につくのもこの原理です。
スマホを機種変したいなと思ったら、やたら新型を持ってる人が目についたり。
これを言い換えると「人間は興味のあることについては勝手に意識のスポットライトを当てるけど、興味のないことはスルーする」ということです。
つまり聞いてる人の興味を全く考えず、自分の喋りたいことだけを喋ると、誰も見てないテレビと同じで音を垂れ流しているだけです。
いわゆる校長先生の朝礼状態です。
これは社会的地位が高い人ほど「やりがち」なので、注意が必要です。
選挙の時の駅前演説の多くがこのパターンです。
「どうか勝たせて下さい」「清き一票を〇〇にお願いします」
これ、喋ってる人が「やってほしいこと」です。
聞いてる人にとっては「どうでもいいこと」です。
そんな話が耳に、頭に、心に入ってくるわけがありません。
じゃあ、どうやって聞いてる人に興味をもってもらうか?
すっごい面白い話を幾つも持ってくる? そんなことが出来るならそれに越したことはありませんが、それをコンスタントに出来るなら天才です。
じゃあ、どうする?
これらを解決する一番簡単な方法が「誰か1人に向かって話す」ことなんです。
誰かに向かって話すと、その人の表情やリアクションに注意が向きます。
リアクションが薄かったり、興味がなかったりすると、言い方を工夫したり、注意をひこうとします。
日常会話だってそうでしょ?
なんとか興味をもってもらおうと頑張ったりするでしょ?
そうすると自然と熱を帯びてきます。聞いてる人のリアクションが増えてくると、喋ってる側もノッてきます。
すると言葉にリズムが出てきます。
結果的に「聞きやすい」「理解しやすい」話になるというわけです。
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子どもが金曜日から熱を出していて、5日経っても熱が下がりません。
看病とお世話でスケジュールがグチャグチャです。
でも、一番苦しいのは子どもの方なんで嫌じゃないですけどね。
そして夜、仕事帰りに(もう妻と子どもは寝てるので)飲み屋さんに寄っちゃうというわけです(笑)