台風直撃のアフタートークショーで使った技?(わらプレvol.181)
昨日から再開した「わらプレ」、今日も続いています。
おはようございます、桑山です。
9/29から10/12まで渋谷のユーロスペースという映画館で、僕が出演している映画が公開されています。
今日はその話です。
上映が終わった後、2週間公開している映画としては珍しく、毎日トークショーを行っています。
9/29の初日には、2作目の「BOURBON TALK」の監督(コーエンジ兄弟監督)と3作目のの「BEATOPIA」の監督(小川沙良監督)で対談を行いました。
なかなか好調な滑り出し!!
と思った翌日は、まさかの台風直撃。
JR東日本が史上初の決断「午後8時以降、全ての電車を運転見合わせ」
映画が始まるのは、午後9時から。
「本当にお客さん来るのかな?」
「それ以前に、映画館は上映中止を決断するのかな?」
周囲のお店は飲み屋さんを含め、どんどん閉店していく。
映画館でもピカデリーをはじめとして、続々と上映中止を打ち出すなか、見守っていると……
「お客さんが来る以上、上映する」というユーロスペースの決断。
男前だ!!
男前だが……本当に来るのか!?
結果、帰れなくなるかもしれないのにお客さんが7名もご来場下さいました。
この日は、「BOURBON TALK」のメンバーがトークショーゲストとして、僕も舞台に上がりました。
舞台に上がった監督とキャストの数は7名。
お客さんの数、7名。
ん~~、マンツーマンディフェンス!!
舞台から見た客席は案の定、スカスカ。
ところが、話しにくかったかと言えば全然そんなことはありませんでした。
どうしてだと思います??
それは、1人ずつの顔を見て話せたから。
そんな台風の時に他の日程にずらさずに観に来て下さっている時点で、もう好意的。
ちゃんとこちらの話を聞こうという態勢になっています。
真剣に話を聞こうとしている人に語り掛けるのは、それほど難しいことではありません。
そして、そういう人に向かって親身に話していると、やはり話にも熱を帯びてきます。
熱を帯びた話は、周りの聞いている人も巻き込みます。
結果、全体として「熱を帯びた、とてもいい場」が出来上がります。
もし、人前で話す場面があったら試してみて下さい。
「まずは、自分の話を聞いてくれそうな人を見つける」
↓
「その人だけに向かって話をする」
↓
「余裕が出来てきたら、その周囲に視線を振って、範囲を広げていく」
これが僕が塾講師のアルバイトをやっていた時に気づいたコツのひとつ【陣取りゲーム】です。
さぁ、今日学んだこのコツ、どこで使ってみようと思いますか?