落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

読書感想文ってさぁ……(わらプレvol.226)

2020/03/31
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

おはようございます、桑山です。
こういうメルマガを書く人は、割と
「〇〇の専門家、桑山です」
なんて自己紹介をして、
潜在意識に刷り込もうとします。
僕も勧められて1回やってみたのですが
しっくりこないので、やめました(笑)。

終戦記念日ですね。
この時期になると、やはり戦争ものの話を
目にする機会が増えますね。

僕の記憶の中ですぐに思い出すのは
夏休みの宿題。

夏休みの宿題と言えば……そう、読書感想文。
戦争ものの本を課題図書として強制的に与えられ
僕は違う意味ですっかり戦争嫌いになりました。

反戦家ではありません。
戦争という文字自体が「面倒臭い」と思うように
なってしまったのです。

そういう人、意外に多いのでは?

今は一周回って、外交や戦争にもフラットな感情で
ちゃんとニュースを見られるようになりました。

さて、話を戻しましょう。

読書感想文には嫌な思い出を持ってる人も多いはず。
時代を超えても、そこは同じようです。
うちの息子・コジローもやはり苦手なようです。

一方、コジローが好きなのはユーチューバー。
そりゃ面白いよね、ユーチューバー。
小学生の憧れの職業というのも頷けます。

でも、発見したんです!!
その読書感想文とユーチューバーって、
意外に共通点があることを。

ヒカキンさんをはじめとするユーチューバーの
映像を、息子に付き合って、
かなり見ました。

そうすると、ユーチューバーと呼ばれる人の
映像は大別して2つに分かれることに気づきます。

1つは、体験型。
例えば「こんなチャレンジをやってみた」的なもの。

例えば……
・LUSHのバスボムを全種類入れてみた
・コーラにメントスを入れてみた
・マインクラフト(ゲーム)の実況中継
などです。

そして、もう1つは紹介型。
いわゆるレビューと呼ばれるものです。

例えば……
・デュエルマスターズ(カードゲーム)で箱買いしてみて
どれくらいレアカードが出るかを検証

……みたいな、中身がわからないものを
子どもが買えないレベルで敢えて買って
お見せする的なものです。

そりゃ、子どもは熱狂しますよ。

僕だって子どもの頃にこんなことを
「ドラえもんカード付きのスナック菓子」や
「プロ野球チップスのカード」や
「ビックリマンチョコ」でやられたら
ひとたまりもないですよ。

……ちなみに分かりやすそうと思って
例に出しましたが、僕自身はプロ野球チップス
および選手カードに一切興味はありませんでした。

訂正し、お詫び申し上げます(笑)

で、注目すべきは、この「紹介型」です。

ユーチューバーの「レビュー」は子どもたちの
憧れなので、割とマネする子も多いはず。

コジローも一時期、よくマネをして
買ってきたカードを誰も見てないのに
「はい、ではカードを開けていきたいと思います」
とか、やってました。

こんなユーチューバーのモノマネを見て
「くだらないことをやってるんじゃない!!」
「さっさと宿題をやりなさい!!」
と頭ごなしに否定するのは簡単です。

でもね……

でも、一度でいいから、ユーチューバーの
レビューを見てみて下さい。

彼らはさすがプロです!!

プレゼンの基本をきっちり抑えてるんですよ!!

「はいっ、というわけで今日はデュエマのカードを
20パック買ってきちゃいました。ウヒヒヒ……」

【最初に今日のテーマを端的に説明してます!!】

「いやぁ、このデュエルマスターズのカードは
なかなかレアカードが出ないんですよねぇ」
とか言いながら封を開ける訳です。
「20パックのうち、レアカードが1枚入ってるか
どうか……。2枚は目指しいなぁ」

【どのくらいの確率が基準値なのかを
封を開けながら、ちゃっかり解説してます!!】

【しかもその情報を共有してドキドキ感を煽る!】

そして、出たカードの結果について、逐一自分の
感想を言っていく。
「うわっ、こんなカードかよ!!」
「カブってるしぃ~~!!」
「きたーー!! これ見て下さい!!」

そして、最後に総評。
「いやぁ、意外とレアカードが出ましたね!!」
あるいは
「レアカード、やっぱりなかなか出ないですね~~」

どちらにしても、動画をみた子ども達は喜びます。
レアカードがいっぱい出るなら「僕も買ってみたい」
出ないなら「僕、レアカード持ってる!!!」

どちらにしても、このカードへの購買意欲を
刺激しているのです。

こういう構成になっているかどうかが、
ユーチューバーとしてのランキングで
上位に行くか否かの分かれ目な気がします。

さて、何の話だったか分からなくなってる人も
いると思いますが(笑)

読書感想文の話です。

子どもたちが嫌がる読書感想文を
「ユーチューバーがこの本をレビューしたら?」
と置き換えるだけで成立すると思いませんか?

本を読む

ユーチューバーが好きなら、好きな動画を見させる

そのレビューのマネをさせる

遊びの延長で「読んだ本のレビューをさせる」
例えば「ヒカキンがこの本をレビューをしたら、
どうなると思う? やってみて!!」的な感じ。

僕は読書感想文の本質は「プレゼン」だと思ってます。

その本を読んで
「どんな事を感じたのかをシェアする」
「私が発見したこの本の裏テーマ」
「この本を読んで想起された私の記憶」

かしこまって書くと、
こういうことになるのでしょうが、要は
「その感想文を読んで、その本を読んでみたくなったか?」
ってことだと思います。

だって、考えて下さいよ。
文部科学省も本屋も出版社も連携を取って
「課題図書」として宿題にするんですよ?

そんなの売るのが目的なら、感想文を書かせなくても
読むために購入させた時点で目的達成じゃないですか!

でも、感想文を書かせる。

これには2つの意味があると思ってるんですね。

1.本を勧めて、より購買数を伸ばしたい(出版社側)
2.本を勧める文化を定着させたい(文科省側)

この「2」!!
よ~~~く、考えてみて下さい。

子どものうちから習得できれば最強のスキルじゃないですか?

・誰かの良いところを皆に伝えてあげられる
・開発者しかわからない凄い商品を消費者に伝えてあげられる
・思いはあるのに伝わらない人の言葉を整理して響かせてあげる

これから10年のうちに、今ある職業の48%は
AIに取って代わられるそうです。

じゃあ、今自分がやってる職業は?

AIに取って代わられないスキルって???

その答えの一端が、僕は「プレゼン・スピーチ」だと思ってます。

人が発した言葉を、人が受け取る。
情報ではなく、思いを受け取る。

それを可能にするのがスピーチであり、プレゼンだと思っています。

だから僕は読書感想文をきちんと身につけてほしい。
だから、僕は「読み聞かせ」のボランティアをやったりしてます。

そう考えると、読書感想文って凄くない???

大人になってからでもいい!!
何かの本を読んで感想を送って下さったら、
僕は絶対に無碍にはしません!!

これをやるかやらないかは……あなた次第です
(都市伝説風)

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