落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

ひと手間を惜しむから解けない(わらプレvol.205)

2020/04/14
 
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桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

この大雨の中、「今日なら床屋さんが空いてるに違いない」と、1Km先の床屋さんまで出かけました。

400mほど進んだところで、突風により傘が大破。
半分くらいまで来ているので、今更戻るのも癪に障る。
強行突破で残り600mをずぶ濡れになりながら、床屋さんまで到着。

すると、まさかの「本日休業」

大破した傘を差しながら、トボトボと更にずぶ濡れになりながら1Km歩いて自宅に戻ってきました。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2757864650955191&id=100001950494210

さてさて、話は変わって、先日、息子コジローが塾の宿題で悩んでいました。
算数の問題。

妻が教えていたので静観していたのですが、元々妻はそれほど勉強が得意ではないタイプ。
加えて、コジローも「自分がわかっている言葉」でしか説明しないので、二人の会話はずっと平行線。
かなりお互いにイライラしている様子。

「どんな問題なの?」
と助け舟を出してみても、ここから更に引っ掻き回されるのが相当嫌なのか、二人揃って無視。

ま、それならいいけどね。
と、自分の本を読み始めたのですが、イライラは更に積り、限界に近付いている。
一触即発の構え。

「ちょっと問題を見せてごらん」
ここへ来て、初めてコジローが問題を持ってくる。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

次の□にあてはまる数を求めなさい。

23+(□÷9-7×3)×5=43

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

「へぇ~、小学校4年生って、こんな方程式の真似事みたいなこともやるんだぁ~」
などと感心しながら
「ま、つるかめ算よりかはマシか」
と思いながら、計算して答えを出してみる。

「ん~、これはなかなか面倒臭いな」

 

答えは出たものの、問題は「これをどうやって説明するか?」だ。

この手の問題は、解き方を解説して「なるほどね」となっただけでは意味がない。
次に同じような問題が出た時に、解けないからだ。

 

最低でも「あ~、こうやって、こうやればゴールまで辿り着けそうだな」と道筋を自分の中に落とし込まなければならない。
理想を言えば「お父さんの話を聞いてるうちに、自分で解き方を発見した!!」と『錯覚』させるところまで行きたい。

 

僕もそうだけど、自分で発見したり考えついたことは覚えているが、他人から教わったことは忘れやすいから。

 

「どこがわからないの?」
と聞いてみると、返ってきた答えは
「答えが出ない」

 

むぅ~、我が息子ながら解き方はおろか、説明力も壊滅的だ。

で、改めて問題を見てみて、「わからないポイント」を幾つか考察してみる。

 

1.「+-×÷や( )の計算」の計算順序を理解できていない
2.計算間違い
3.逆算していくという発想がない

 

どこでつまづいているのかを確かめるために、もう少し簡単な問題を出してみた。

3+(2÷2+1×2)×2=9

早く問題を解いて、寝たいコジローは面倒臭がる。
もう1問余計に解くのが嫌らしい。

 

「これ、どうやって計算する? 一個ずつ順番に計算して数を教えて」
しぶしぶ計算し始める。
どうやら、計算順序は理解できているようだ。

「じゃ、計算した順番を(1)(2)……っていう風に番号つけていってね」

 

3+(2÷□+1×2)×2=9

「この□、どうやって解く?」

するとコジロー、
「………………」

なるほど、ここか。
こりゃ、問題が解ける楽しみをセットにしないと算数が嫌いになるな、と直感。
僕がそうだったから。

 

で、たとえ話に出したのが、コジローが大好きな「おしりたんてい」

https://www.poplar.co.jp/oshiri-tantei/
累計600万部を突破する化け物みたいな児童書である。
(通常、絵本は1万部でベストセラーと言われる)

「コジローが好きな『おしりたんてい』って色んな謎を解いて、犯人を捕まえるじゃん?」
「……うん」
「あれって迷路に似ていると思うんだよ」
「迷路?」
「迷路の出口の犯行現場から、犯人が残していった手がかりを解いていって、入り口の犯人まで遡っていく感じ」
「あ、あぁ」
「だから、この問題も『おしりたんてい』になった気持ちで謎解きすればいいんじゃない? で、犯人の□は誰なのかを突き止めるの」
「ん、んん?」
「で、計算した順番がこれじゃん? どこの手がかりから解いていけばいい?」
「そりゃ……(5)→(4)→(3)の順番じゃない?」
「え? 本当にそうかなぁ? じゃ、ちょっとやってみてよ」

 

意外なほど、あっさり解けました。

 

「じゃ、この問題は?」
と、悩んでいた問題を出すと
「えーと、普通に計算する順番は……」
と番号を振っていき、なんとか正解まで辿り着きました。

 

ここでキメの一言!!
「一発でやろうとして、出来なければ、分解すればいいんだよ。分解して、一個ずつ解いていけば頭の中がごちゃごちゃにならずに済むよ。少し回り道に思えても、ぞっちの方が早いよ」

と、コジローに言っていて、気がついた。
「これ、大人も同じだ!!」

 

僕もコントが書けなかったり、USOニュースのネタが思いつかない時
「楽して、一発で最高の正解に辿り着こうとしていなかったか?」

うぅっ、思い当たるところ、ありまくり!!!!

急がば回れ、とは良く言ったものだ。
さぁ、胸に手を当てて考えてみましょう。

今まで漠然と「面倒臭そうだな」と思っていたこと。
今まで何となく「出来ないんだよな」と思っていたこと。

それ、一度細かく「分解」してみましたか?

ひと手間惜しまず、あえて遠回りしてみましたか?

 

P.S.
床屋さんに行く前に、ひと手間惜しまず、電話して確認すればよかった……

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桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

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