落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

連鎖式構成法??(わらプレvol.42)

2020/03/30
 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

熊本公演、終わりました。
今、博多に移動してきて博多のホテルでこのメールを書いています。
たぶん途中まで書いて力尽きて寝て、明日の朝(配信される頃には今日)に続きを書いてメールを送ることになるんだろうなぁ~という予感がしています(笑)
そしてメールを送った後、超バタバタして7:45のロビー集合(スタッフ)に出かける予感もしています(笑)

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まずは元チャットレディの感想メールから見てみましょう。
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よく使えるのが、おうむ返しですねwww
例えば相手が、「僕(私)、釣りが好きなんだよね~」って言ってきたら、まずは「釣りですか!」と返す。
そこから連想ゲームのように、「川釣りですか?海釣りですか?」とかいって会話を広げていく。
選択肢を与えるって言うのも良いですよね。
私はよく2択を多様します。
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昨日の「おうむ返し」は相手の警戒感を解き、会話をしやすくするテクニックでした。
その発展形としてのミラーリングもお伝えしました。

今日のテーマは「連想ゲーム」です。
これは実際に会話を「続ける」テクニックです。

これ、正式には「連鎖式構成法」って言います。
会話術のテクニックではありません。
僕が小説を勉強しているときに、師匠の高橋フミアキ先生から習った「文章術」です。
僕は小説をいきなり習うのはハードルが高いと思って、最初は「文章教室」から通い始めました。
文章教室というのは、文字通り「文章を書くこと自体が苦手」という人が通う教室です。
そこで最初に習ったのが、この「連鎖式構成法」です。

ネタバレさせると……まず一文を書く。
そして、次の文は前の一文を補足して書く。
更に次の文は、またその前の文を補足する形で書く、というものです。

って書いても全然イメージ湧かないですよね。
例えば、こんな感じです。

昨日は久しぶりに加藤と飲んだ。
加藤は大学のサークルを一緒に作った創立メンバーで、当時はいつも仲の良い5人で行動していた。(加藤を補足)
もうあれから25年が経つが、不思議なもので、会うと一瞬で学生時代の気分に戻り当時の行きつけだった鳥安の焼き鳥を食べながら話に花が咲いた。(当時を補足)
あの頃は誰が好きだったとか、あの娘は加藤に気が合っただろうなどという、他愛のない話だが、それがとても楽しかった。(話を補足)
というのも、最近はそんな夢があった時代のことなど頭の片隅にすらなかったからだ。(楽しかった理由をより詳しく)
そう、私は今悩んでいた……

という感じ。

どうです?
別にどうという話ではないのに、するすると読めちゃって、下手すると引き込まれそうでしょ?(笑)

で、ふと気付いたんです。
これ、まさに会話に使えんじゃん!! って。
文章が1人で紡ぐ思考の織物だとすれば、会話は2人(あるいはそれ以上)で織り成す思考(考え方や感性)の産物じゃん!! って。

いや、ちょっと背伸びして「かっこいいこと言ったな感」は確かにありましたけど。

つまりここで言いたいのは【前の会話に次の会話のヒントがある】ってこと。

前に相手が言った会話には幾つかの単語が含まれているはず。
ワンワードで会話を終わらせる人は滅多にいない。
だとすれば、その単語の中で「どの単語に食いつくか?」「どの単語を広げるか?」
これを意識していれば会話は続くってことです。
そしてその話題は知らず知らずのうちに「相手が好きな話題」になっているのがミソです。
だって相手が発したワードを転がしてるんですから。
もちろん「恋人リサーチ気分」で相手の趣味や嗜好を調査する気持ちでワードに食いついていった方が断然効果はあります!!

例えば、取引先で……

「いやぁ、今日は良い天気ですねぇ」
『そうだね』
「こういう良い天気の日には遊びにいきたくなりますね」
『まぁね』
「遊びに行くとしたら、どんなところへ行くんですか?」
『まぁ、僕は釣りかな』
「釣りって色々種類があるんですってね。海釣りとか渓流とか、あと池とか。ちなみによく行かれるのは?」
『やっぱり海釣りが多いかな』
「海釣りが他と違う醍醐味みたいなのって、どういうところなんですか? 教えて下さい」
『う~~ん、やっぱり魚の種類が豊富ってところかな。たまには思いもしない魚が釣れることもあるんだよ』
「今まで釣れた意外な魚ってどういうのがあるんですか?」
『いや、去年なんだけどイシダイを釣ろうと思ってたんだけどさ……』

と、こんなイメージです。
これなら出来そうでしょ?

今日のポイントは
【会話を続けるコツは、直前に相手が話した会話のどのワードに食いついて、どう広げる(転がす)か?】
です。

これ、いきなり取材先や取引先でハードルが高いなと思ったら、とりあえず友達に試してみてください。
たぶん、友達は今までよりもノリノリで話してくれるはずです。

もし友達がノリノリで話してくれなかったのなら、それは「わざとらし過ぎる」か「グイグイ質問し過ぎて尋問みたいになっている」可能性が高い!!
そんな時に思い出して欲しいのは「恋人気分」。それは同性でも異性でも。
恋人のことは色々知りたいけど、決して尋問形式で情報を集めようとはしないでしょ?

そこのところを踏まえつつ、お試しあれ♪
明日は「2択」について一緒に考えていきましょう。

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うわっ!!
こんな時間だ!!!!!
ヤベーーー!!!!

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