相手の立場に立たずに座る!?(わらプレvol.64)
ようやく確定申告の書類作成が終わりました。
自分の分と妻の分のあわせて2人分。
自分の分は今年から「青色申告&初e-tax」に挑戦したので、よくわからない箇所がゴロゴロと出てきました。
妻の方はマンション購入に伴うローンの残高控除で、これまた不明な箇所が続出。
しかし何故、納税の記載説明ってあんなに小難しい言葉で書くんでしょうね。
収めて欲しいなら、もっと簡単に書けばいいのに。
もう途中から呪文かと思いました。
妻の確定申告は添付書類が多過ぎるので、今までどおり帳票に書いて窓口に提出。
せめて僕の確定申告だけでもパソコンからe-taxで送信するぞと頑張ったのですが……国民健康保険と年金の控除額、源泉徴収をどこに入力すればいいのかわかりません。
インターネットでググって(グーグルなどを使って検索することを「ググる」と言います)みたのですが、マイナンバーを記入するようになったせいなのか、ネット検索で出てきたページと違うデザインのページが表示されます。
結局、朝一番で税務署に行って尋ねてきました。
「ここのところから入力するんです」
「ん? そんなページ、どこにありました?」
「あ、税務署からアクセスしているこのページはシステムが違うので、インターネットから入る国税庁のページとは表示が違うんです」
……まったく役に立たないじゃん。
仕方ないので、その場で入力してきました。
ギャラの振込先の銀行口座が、家計の銀行口座と一緒になっているので、売り上げやら現金の移動が通帳とリンクしません。
そんなこんなもありつつ、貸借対照表が作れなくて理由を話すと、税務署の女性が満面の笑みを浮かべて
「では、問い合わせが来ると思いますが、その時にちゃんと説明できるようにしておいて下さいね」
その問い合わせが面倒臭いから、青色申告ソフトも買って、それに入力して、自宅からe-taxで送ろうとしたのに……。
きっとまた6月くらいまで待たされて、挙句の果てに問い合わせとかで呼び出されて、重箱の隅をイチイチ突かれるんだろうなぁ。
また地味に税務署が嫌いになりました(笑)
(本日のあらすじ)
・聞き手の椅子に座るのはポジションチェンジの応用
・ポジションチェンジとはNLPの手法の一つ
・ポジションチェンジは、本来、人間関係改善のための知覚位置を用いたセラピー手法
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前回は「授業や講義をする前に、一度聞き手の椅子に座ってイメージしてみると良い」というお話をしました。
今回は、なぜそれが有効なのかをご説明しますね。
先にネタバラシをすると、この手法は私が開発したオリジナルではなくて、NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる心理学の応用です。
NLPとは何かという話をしだすと、もうそれだけで本が1冊書けちゃうくらいの話になりますので、ここでは「心理学にそういう分野があるんだ」程度に考えておいて下さい。
コーチ・コンサル業の方にはわりと馴染みの深いジャンルですよね。
このNLPとは、セラピーの分野で「天才」と呼ばれていた3人を分析して、その手法を3人の天才以外でも再現できないかという試みで始められた試みです。
ですので、セラピストは勿論、コーチングと呼ばれるカウンセリングや、問題解決を目的とするコンサルティングといった分野にはとても相性がいいのです。
このNLPの数ある手法の中に「ポジションチェンジ」と呼ばれる手法があります。
例えば、会社で上司と折り合いが悪い時。
例えば、恋人と上手くいかない時。
例えば、親と子で意見が全くかみ合わない時。
要は「相手が何を考えているかわからない」「なんであんなことを言う(あんな行動に出る)のか、全く理解できない」時に解決する手法です。
このポジションチェンジは「知覚位置」という概念に基づいて構成されています。
よく例に挙げられるのが「茶筒」のような円筒形の立体。
あれを真上から見ると、見た人は「丸」だと思う。
あれを真横から見ると、見た人は「長方形」だと思う。
あれを斜め上から見下ろすと、見た人は「円筒形」だと思う。
この「位置によって知覚する内容が変わってきますよ」という考え方が「知覚位置」です。
つまり、自分が長方形だと思っているものも、実はそうじゃないのかもしれないと気付く方法なのです。
よく「相手の立場に立って考える」と言いますが、まさに文字通り、相手の立ち位置に立つことによって気付こうというものなのです。
ポジションチェンジの具体的なワークはシンプルです。
1.まず椅子を2脚用意して、向かい合わせに置きます。
2.一方の椅子に腰掛け、自分の意見を声に出して相手(空の椅子)に伝える
3.このときは感情に任せて怒鳴るのではなく、相手に自分の思いや考えを伝えようという気持ちで声に出す
4.それが終わったら、もう一方の椅子に移って腰掛ける(まさに相手の立場になるわけですね)
5.さっき自分が言った姿を想像して、それに対して声に出して答える
6.これを1往復または2~3往復繰り返す
7.ポイントは自分の思いは遠慮せずに全て出し切ること
8.2脚の椅子からちょっと離れたところに立ち、どちらの意見も思い出しながら2人(2つの椅子)を観察する
9.2人のやり取りを思い返しながら
・どっちが良い悪いではなくて、この2人がどういう関係になるのが望ましいのか?
・最初の椅子(自分)が期待していたことは何なのか? 2番目の椅子(相手)が期待していたことは何なのか?
・この2人は本来どんな関係にある2人なのか?
を考える
これ、実は僕も教えてもらったとき、疑ってました。
「そんな事ぐらいで本当かなぁ~」と。
教えてもらっておいて、何その態度って感じですが(笑)
僕が相談したのは「コントが書けなくなった。何を書いても面白くないと思ってしまって書けなくなった」という悩みでした。
その時に解決法としてポジションチェンジを教えてもらいました。
・自分の中の「不安がる自分」と「その相談を受けている自分」で対話する
・椅子を5つくらい用意して、座る場所を変えながら一人企画会議
・コントの中の登場人物の台詞を考えるときに、立ち位置を変えて台詞を考える
など色々な応用方法も教えてもらい、やってみたところ、これが意外なほどに効果がありました。
やっぱり「メラビアンの法則」じゃありませんが、人間の思考って知らず知らずのうちに視覚と紐付けされているんだなぁと思いました。
そんな訳で、講義内容が「伝わりやすいか?」「興味を持ってもらえそうか?」「どんな話をしたら前のめりに聞いてもらえるか?」に悩んだら、聞き手側の椅子に座ってみることをお勧めします。
理想を言えばボソボソと小声でいいので、(話し手側の位置に立っての)講義内容や(聞き手側の位置に座っての)感想なども声に出せるといいですね。
是非、お試しあれ!!
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確定申告の書類を作り終わったときには、ハーフマラソンを完走した時より達成感がありました(笑)
やっと確定申告が(呼び出しが来る来ないに関わらず)片付いたので、今日からは2月~3月に達成しようと思っていた『夢・目標』に取り掛かります。
その目標とは……9万字~10万字くらいのライトノベルを1本書き上げること!!
この分量、このジャンルは初挑戦です。
今回の目標は「書き上げる」こと。
面白さや精度は二の次、三の次。
ハーフマラソンでも「まずは完走」を目指したように、第一回目は最後まで行き着くことをゴールにやってみます。
1作書けたら、2作目も出来るだろう。
2作書けたら、5作くらい出来るだろう。
10作書いたら、もしかしたら1作くらいはマシなのが出てくるかもしれない。
そんなユル~~イ目標でやってみたいと思います。
本日の体重
体重:64.8Kg
体脂肪率:18.0%
こちらもユル~~イ体型になっております(笑)