5分で、なんとなくわかる「ブルーインパルス」
あらかじめお断りしておきます
「5分で、なんとなく」シリーズは、
僕が理解できるレベルで書いてあるので……
・かなり「ザックリ」と「ランボー」にまとめてあります
・「その程度か」という事しか書いていません
・より「専門的」で「正確」な事が知りたい方は他のサイトやブログをお勧めします
2020年の5月29日、東京の空には
ブルーインパルスが鮮やかな飛行機雲を残しながら飛行しました。
ブルーインパルスという名前は知っているものの、
「それ以外は?」と聞かれると……
「???」ってなりません?
そこで色々と調べてみました。
●ブルーインパルスって何をする部隊?
ブルーインパルスは航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事で
アクロバット飛行を披露する専門のチームなんですって。
国産飛行機で統率の取れた高難度の飛行を披露することによって、
海外に対して潜在的な抑止力も期待しているようです。
(日本はあんなに訓練されてるのか……こりゃ攻めたらヤベーぞ」と思わせる効果)
ブルーインパルスは、正式には第11飛行隊。
宮城県松島基地の第4航空団に所属しています。
関東かと思ったら、意外にも宮城なんですね。
自衛隊に詳しい人からすると、意外ではないのかな?
●名前の由来は?
実はひそかに疑問でした。
空を駆けるなら、鳥の名前がいいんじゃないの?
確かに、イメージ的にはわかるけど……。
なんで、空を駆ける青いカモシカなんだ??
はい、完全に勘違いしてました。
インパラをインパルと覚え間違えて、複数形だと思い込んでいました。
IMPULSE(インパルス)→衝動、衝撃の意味でした。
青い衝撃!!
若干、中二病っぽいなぁと思っていたら、違いました。
元々は浜松基地で「空中機動研究班」として
発足したアクロバットチームでしたが
浜松基地の近くを流れる天竜川にちなんで
「天竜(てんりゅう)」が候補に挙がったそうです。
が、TENRYUは、アメリカ軍の航空管制官にとっては発音しづらかったそうです。
そこでチームのコールサインというニックネーム的な識別名が「インパルス」だったこと、
隊長のタックネームというニックネームが「ブルー」だったことから
最終的に「ブルーインパルス」になったそうです。
●目が悪いとパイロットになれないの?
うろ覚えな記憶で「目が悪いとパイロットになれない」と思っていました。
「じゃあ視力はどれくらいならOKなの?」と思い調べてみると、
遠距離の視力が裸眼で0.1以上で、矯正して1.0以上になればOKだそうです。
意外ですよね。
ただ、裸眼視力が0.2未満の者にあっては、矯正視力がマイナス6.0ジオプトリーから
プラス3.0ジオプトリーを超えない屈折度のレンズによって1.0以上であるもの)、
中距離裸眼視力又は矯正視力が、0.2以上、近距離裸眼視力又は矯正視力が、
1.0以上で、近視矯正手術(オルソケラトロジーを含む。)を受けていないこと、
という条件が付いています。
ザックリ翻訳すると
・目の手術をうけていないこと
・度がきつすぎるメガネなどで矯正していないこと
が条件のようです。
●女子のパイロットって、いるの?
以前は、女性はパイロットになれなかったそうです。
自衛隊には「女性自衛官の配置制限」というものが存在するそうです。
女性自衛官の配置制限とは「母性の保護」「近接戦闘の可能性」
「男女間のプライバシー確保」「経済効率性」などの理由で、
女性自衛官の配置場所を制限することなんだそうです。
(根拠条文は「母体保護法」)
そして戦闘機パイロットも、この配置を制限されるポジションでした。
しかし、2015年11月13日に、戦闘機パイロットは制限から外れたそうです。
とはいえ、戦闘機のパイロットは飛行中に7G~9Gがかかるそうです。
仮に45kgの体重なら、315kg~405kgの重さで押さえつけられながら
緻密な操縦をするわけです。
(慣れないうちは目が充血したり、飛行機から降りた瞬間にふらつくことも
あるそうです)
しかもブルーインパルスは戦闘機パイロットの中でも、さらに狭き門と
されています。
そのため、現在はまだブルーインパルスの女性パイロットはいません。
また調べた限りでは女性の戦闘機パイロットもまだいないようでした。
しかし、近い将来、ブルーインパルスの女性パイロットが現れる可能性はあります。
●あの飛行機雲は大気汚染にならないの?
みなさんの感動に水を差すようで申し訳ないのですが、性格的に天邪鬼なので
これも調べてみました。
アクロバットに使うスモークは、,機械の潤滑油のスピンドルオイルを
エンジンの排出口に吹き付けて、意図的に飛行機雲を作っているんだそうです。
つまり、ほぼ水蒸気。
と、いうことは大気汚染はあまり気にしなくてもよさそうです。
ただ1964年の東京オリンピックで注目を集めたカラースモークは
現在、使用を中止しています。
1998年のイベントでエンジンの排気温度が低いため、完全に気化されず、
カラースモークの染料が残ったまま降ってきてしまい、
車や洗濯物を汚してしまうというトラブルがあったためなんですって。
一部では今回の東京オリンピックに向けて、
新型のカラースモークの開発にも取り組んでいた
という噂もあるようですが、完成したかどうかは不明です。
●乗っている飛行機は戦闘機?
アクロバットに使っている飛行機はT-4という機体だそうです。
実戦で使う飛行機なのかと思っていたら、練習機だそうです。
ちなみに僕らがよく耳にする戦闘機ってF-15とかF-35Aとかですよね。
このFはFighting(戦闘機)、TはTraining(練習機)なんだそうです。
なんだか練習機だと知ってちょっとホッとしました。
このブルーインパルスが平和の象徴になるといいですね。
今回の5分間が興味を持つ入り口になったら嬉しいです♪
主に参考にしたホームページ
・https://www.mod.go.jp/asdf/atc/pilotoload/fighter.html
・http://higamatsu-shin.com/blue-woman/
・https://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/document/skensa.html
・https://trafficnews.jp/post/94958/2
・https://ikamimi.work/blue-origin/
・https://ameblo.jp/waka-irolab/entry-12077235960.html
・https://www.j-cast.com/tv/2018/07/26334715.html
・https://news.merumo.ne.jp/article/genre/8128368
・https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%A5%B3%E5%AD%90
・https://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/blueimpulse/about/index.html
・http://higamatsu-shin.com/blue-aircraft/
・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E9%96%93%E8%AD%98%E5%A4%B1%E8%AA%BF
・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%BC%E5%87%BA%E7%AC%A6%E5%8F%B7#%E8%BB%8D%E7%94%A8