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5分でなんとなくわかる「日銀短観」

 
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社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

あらかじめお断りしておきます

「5分で、なんとなく」シリーズは、

僕が理解できるレベルで書いてあるので……

・かなり「ザックリ」「ランボー」にまとめてあります

「その程度か」という事しか書いていません

・より「専門的」で「正確」な事が知りたい方は他のサイトやブログをお勧めします

 

7月1日に発表になった日銀短観が前回のマイナス8ポイントから、

マイナス34ポイントに急落。

一気に26ポイントの下がり幅は、リーマンショック直後の2009年3月に次ぐ

過去2番目に大きいものとなりました。

なるほど、わかってはいたものの、かなり景気は悪化しているんだなぁ~。

でも、ここで出てきた日銀短観

よく聞く名前だけど、「これって何?」って聞かれると、

一瞬言葉に詰まりませんか?

そんなわけで、今回は「日銀短観」について調べてみました。

 

 

●ぶっちゃけ、街角アンケート

 

今回は結論から言いましょう。

なので5分もかからず、1分で終わるかもしれません。

日銀短観は正式名称は「全国企業短期経済観測調査」です。

一見、難しいこの日銀短観は、一言で言うと街角アンケート

街角で「この商品、いいと思いますか?」ってアンケートで声を掛けられることが

ありませんか?

「この商品、どっちの色が好きですか?」的な。

基本的にはあれと同じです。

どういうことかというと、全国の社長さんに

「今後、景気は良くなると思いますか?」と聞いて、

アンケート結をまとめたものが冒頭のマイナス34ポイントという数字

なのです。

 

もうちょっと具体的に言うと……

・全国の経営者(資本金2,000万円)から1万人を選ぶ

・業務の状況について、現在の状況と3か月後の状況(予想)をアンケート

・アンケートの選択肢は「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つ

 

「良い」-「悪い」=ポイント

(DI:ディフュージョン・インデックス)

例えば「良い」と答えた人が4%、「さほど良くない」が58%、

「悪い」と答えた人が38%

だったとすると

4-38=マイナス34ポイント

となるわけです。

 

そして、このDI(冒頭のポイント)こそが、一番注目される数値なのです。

 

●アンケートってそれだけなの?

 

それ、聞いちゃいます?

たぶん眠気が襲ってきますよ?

調査するのは全部で4区分、26項目。

①判断項目
業況、国内での製商品・サービス需給、海外での製商品需給、製商品在庫水準、

製商品の流通在庫水準、生産・営業用設備、雇用人員、資金繰り、金融機関の貸出態度、

CPの発行環境、借入金利水準、販売価格、仕入価格)

②年度計画
売上高、輸出、為替レート(円/ドル)、為替レート(円/ユーロ)、経常利益、当期純利益、

設備投資額、土地投資額、ソフトウェア投資額、研究開発投資額

③物価見通し
販売価格の見通し、物価全般の見通し

④新卒採用者数(6月と12月のみ)

ね、眠くなってきたでしょ?

だから、基本の街角アンケートと同じってことだけ覚えておけばOKです!!

 

 

●好景気・不景気は不可抗力?

 

こんなザックリしたアンケートが本当に役に立つの?

それが役に立つんですよ。

実はこの指標は投資家の方に重宝されている指標です。

株価は景気の流れそのものです。

そして、この景気は気持ちに左右されます。

景気の「気」は気分の「気」

と、株の世界では昔から言われています。

これ、僕は意味が分かりませんでした。

それまで「景気が悪い」というのは不可抗力だと思っていたからです。

「こう景気が悪いんじゃ、仕方ない」

そんな言葉を聞いたこと、ありませんか?

僕はこの言葉通りに、景気は台風や地震、冷夏や暖冬のような自然現象と同じように

コントロール出来ない不可抗力だと思っていました。

では、景気はなぜ変動するのでしょうか?

まずは株価を考えてみましょう。

 

 

●株を買う人には2種類いる?

 

株を買っている人には2種類の人種が存在します。

・「純粋にその会社を応援しよう」と株を買うことで資金を提供している人

・安く買って高くなった売って「株の売買によって儲けよう」としている人

応援するために株を買うことを投資、儲けるために株を買うことを投機と言います。

投資として株を買う人は、会社を支え応援する意味で株を買っているので、

そう簡単に株を売ったり買ったりしません。

逆に投機として株を買う人は、利益を確定させるために、短期間で売買を繰り返します。

つまり株価を動かしているのは、投機目的の売買がメインです。

ところが、この「投資」をする人も、「投機」目的の人も、

まとめて投資家と呼ぶので、ごっちゃになってしまっているのです。

(ややこしいのですが、この記事でも投資家という言葉を便宜上使います)

 

 

●株価は美人投票

 

この表現自体、今の世の中にはそぐわない男女差別的な言葉というご批判もあるかと

思いますが、株の世界で長く言われている言葉で、かつ、わかりやすいので、

このまま使わせて頂きます。

例えばAさん、Bさん、Cさんの3人の女性がいたとします。

自分の好みとしてはAさんが、めっちゃタイプだったとします。

でも、「みんなで美人投票した結果、誰が1位になるか?」と質問されたらどうしますか?

「自分の好みはAさんだけど、きっとみんな的に綺麗なのは

Cさんだろうな」

という心理が働きませんか?

株にはこれと同じ心が働きます。

自分はAの会社が好きだけど、みんな的にはCの株価が上がるだろう

思っているだろうなぁ

じゃあ僕もCの株を買っておくか!

他の人も同様の動きをする

結果的にCの株が多く買われ、需要が増えるため、Cの株価が上がる

つまり、みんながどう思うかという気持ちが株価を決めるのです。

 

 

●日銀短観はなぜ注目されるのか?

 

では、話を戻しましょう。

何故あのアンケートがそんなに注目されるのか?

もうだいたいわかってきましたね?

投資家たちは景気の動向を読む指標が欲しい

投資家たちは「景気の気は気分の気」という格言になじみ深い

投資家たちは、日銀短観のアンケート結果(経営者の気分アンケート)に抵抗がない

投資家たちにとって日銀短観は信用できる

自分は日銀短観の結果に疑問があっても、

市場全体が日銀短観を信用している以上、それに従う

(美人投票の理屈)

日銀短観の結果が市場の株価を左右する

日銀短観は実効力があると評価される

市場関係者だけでなく、世間全体が注目する

こういう流れです。

ただ、ここで大事なのは

「みんなが日銀短観を信用している」という大前提

あってこそ、ということです。

 

 

日銀短観に限らず、新型コロナの問題にしても、情報はそれが正しいかどうかの他に、その情報を多くの人が信じているかどうかで影響力を発揮することがあります。

情報の取捨選択には、細心の注意を払いたいですね。

 

 

主に参考にしたホームページ

https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/statistics/h12.htm/

http://www.am-one.co.jp/warashibe/article/chiehako-20190402-1.html

https://fstandard.co.jp/column/asset-management/1270

https://fstandard.co.jp/column/asset-management/1270

https://skyrocket777.com/japan_tankan_basic/

https://shibainufp.jp/2020/02/16/%E6%97%A5%E9%8A%80%E7%9F%AD%E8%A6%B3%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E6%A5%AD%E6%B3%81%E5%88%A4%E6%96%AD-%E6%8C%87%E6%95%B0%EF%BC%88di%EF%BC%89%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8A/

https://media-b.jp/nichigin_tankan

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3/

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ke/J0110.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200701/k10012490631000.html

https://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/f9661af671da70772330932fb67cf2ac

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hi/bijintohyo.html

https://mainichi.jp/articles/20190604/ddm/013/040/008000c

https://financial-field.com/assets/2019/08/07/entry-53076

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