新潟なう。(わらプレvol.203)

おはようございます。
そして、お久しぶりです、桑山です。
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いきなりCMです。
今度、若手3人だけのライブ、TKGライブをやります!!
http://kuwayamagen.web.fc2.com/TKGlive.html
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今、新潟公演で越後湯沢の駅から十日町市の会館に向かう途中です。
会館に入ったら忙しくて、また書いている途中で途切れてしまうので今日は短めに。
(実際、今までも何度もメルマガを書きかけて、途中で他の用事が入ってしまい、気づくと2日経ってるということが結構ありました)
実はここのところ、結構忙しくしております。
5/24にある若手3人だけのライブ「TKGライブ」のネタをちょっとずつ作りながら……
3/29〜3/30に控えている「三越劇場」のネタを書き……(ボツになりましたが)
頼まれている25分ほどのコメディの設定に頭を悩ませ……
頼まれている新作落語の書き直し(かなり大幅に全面書き直し)を設定から考え直し……
その隙間を縫って、区議会議員選挙に立候補する候補者のスピーチの指導(というかお手伝い程度のアドバイス)に行ってきました。
アドバイスした手前、その方が行う300人規模の決起集会などにも参加して、その候補者を推薦する衆議院議員や都議会議員、後援会長や町会長さんなど、色んな方の話を聞いていました。
普段から政治に興味がない私は、このような集会にも参加することもなかったので、ある意味新鮮でした。
そこで気づいたのは、スピーチの上手い下手の違いは、ある一点に集約されるということでした。
ここでいうスピーチの上手さとは、「聞いている人が多い」という意味です。
もっと平たく言うと「話に飽きてボーッとしたり、居眠りしている人が少ない」という意味です。
さて、問題です。
居眠りの数を左右する、ある一つの事とは何だと思いますか?
「滑舌の良さ」?
それも確かに大切です。
何を喋ってるのか分からなければ、やはり聞くのは疲れますからね。
「話の構成」?
これはかなり大事です。
話があっちに行ったりこっちに行ったりだと、聞くのは疲れちゃいますからね。
「熱意」?
これまた重要な要素です。
でも、違うんです。
それは……
【具体性】
もっと、わかりやすく言うと、話が「具体的なエピソードから始まっているかどうか?」です。
はじめに頭の中で絵が浮かぶようなエピソードを話すと、その後に一般論を話しても、すんなり受け入れられます。
逆に一般論から始まり、一般論に終始すると、どんなに熱意を込めて話してても飽きてきます。
例えば……
・日本各地で個人経営の店の衰退が叫ばれ、全国にシャッター商店街が数多く存在しています。
加えて少子高齢化が進み、事態はますます深刻になっています。この問題解決に取り組みたいと思います。
・昨日、駅前の銀座商店街を歩いていたんですよ。
なんか哀しくなるくらい人通りが少なくなってまして。
さらに店に入ってる人って言うと、ほとんどいない状況だったんですよね。
田中文房具店に入ってお話を聞いたら、お客さんの半分くらいが小学生と保護者らしいんですよ。
もう一般の方はよほど急ぎじゃないと買いに来ないんですって。
お店にいたおばあちゃんも諦めたように言ってました。
「まぁ仕方ないよね。アマゾンとかで買う方が簡単だしね、家にも届けてくれるし。ほら、みんな年取ってきてるでしょ。家から出ないで注文できると楽なのよね。たまにね、昔は近所の人が訪ねてきたり、こっちからも用もないのに出かけて行ったりね。他愛もない話をするんだけど、それが楽しかったねぇ」
なんて、しみじみ語ってました。
その姿を見て思いました。
ネットも便利だけど、この商店街の良さをなんとかもう一度、今の子ども達にも体験してもらうことはできないかな、と。
いかがでしょう?
今適当に作った例文なので説得力は薄いと思いますが、それでも伝わり方の違いはわかったのではないでしょうか?
大事なのは、具体的なエピソード。
それが聞く人の興味あることなら、更にいい!!
大勢の前で話す時には、どこか頭の片隅に意識しておくと良いと思います。
P.S.お察しの通り、途中で会館についてしまい、細切れの時間でちょっとずつ書き足して最後まで書き上げました。
だから、話が多少、渋滞気味だと思います。