落ち着きのない大人が 手あたり次第にチャレンジします!!

怒るより省エネな方法(わらプレvol.45)

2020/03/30
 
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桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

おはようございます。桑山元です。
昨日の「僕の叱り方」ですが、結構ご賛同の意見を頂きました。
なんだかホッとすると共に「もっとここをこうすれば……」みたいなアドバイスがあれば引き続きお願いしますね。

あの叱り方で思春期や反抗期の中学生時代や高校生時代が乗り切れるとは僕も思っていませんので(笑)。
って言うか、その頃になったら「怒る」とか「叱る」というより、「意見交換する」というスタンスになってくるのかなぁ?
世間ではその意見交換というコミュニケーションすら難しいと聞きますが。

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さてさて、昨日は「怒り方(叱り方)」について僕のやり方をご紹介したのですが、実をいうと僕はあまり怒りません。
もっとも、これは妻が細かいことを一々子どもに注意してくれているから成り立っている事なんですが。

きっと元々「怒る」というのが苦手なんだと思います。
労力を使うわりに後味が悪いし。
かと言って、タモリさんのように仙人と言われるほど温厚な性格なのかというと、それともまた違います。
不満は結構あります。
子どもについても、妻についても、職場についても。
それこそ道行く人に対しても「なんで道幅いっぱいに広がってダラダラ歩いてんだよ」とか思ったりします。
でも怒ったりケンカしたりはしません。

たぶん、根っからの怠け者なんです。基本的にダメ人間ですからね、僕。
相手を変えさせようとすると、ぶつかったり、相手をねじ伏せたり、それでも相手が変わらなかったりと非常に多くの労力を使うわりに、意外と画期的な変化は出ません。
はっきり言うと、とても面倒くさいのです。怒るということが。
どうですか、もう既にダメ人間の匂いが漂ってきますでしょ?(笑)
そんな僕が子どもと話す時は諭すというより、色々と雑談みたいにして話し合うようにしてます。

僕が意識しているのは「同じ立場になって、同じ視点で見る」ということです。
何も物理的に背をかがめて同じ方向を眺めるということではありません。
いや、それも立派に効果があるんですけど、今回はそれではないんです。

以前もメルマガに書きましたが、人間の脳は本能的に相手を「敵か」「味方か」を判断するように出来ています。
そこで重要なのは「敵ではないよ」とアピールして警戒心を解いてあげること。
専門用語では「ラポールの形成」と言います。
親子や家族であれば通常は強いラポールが形成されています。
が、当然のことながらサボっていれば、この信頼関係は徐々に崩れていきます。

こういうラポールを形成する時に最も重要なのは「価値観を共有する」ということです。
相手との共通点を見つける。
これは親子に限らず、恋人でも、取引先との会話でも、合コンでも同じです。

この中で最強のテクニックといわれているのが「共通の敵を作る」ことです。
敵の敵は味方、というわけですね。
いわば黒船効果みたいな感じで、巨大な敵が来るとそこに向かって一致団結する効果です。
赤提灯の下で上司の悪口や会社でのグチを言い合うのも、この延長です。
あれ、ものすごく連帯感生まれるでしょ?(笑)
ただ、生産性はありません(笑)

では、どうするか?
僕なりに感じたポイントは幾つかあります。

(1)共通の敵は「誰か特定の人間」にしない

これやると、具体性があるので即効性もあり強力なんですが、色々と支障をきたします(笑)
もちろん、その「特定の人」本人に伝わってしまい、ギクシャクすることも問題なんですが、それよりも問題なのは話し合っている当事者のマインドです。
基本的に悪口からの入りなので、「他人のイヤなところ・ダメなところ」にフォーカスするように脳の回路が組み変わっていきます。
で、どうなると思います?
自分も段々イヤな奴になっていくんです。
そして話し合っている相手もこの思考パターンになっていきます。
当然の帰結として、一番身近にいるお互いのイヤな部分が目についてきます。
まさにブーメラン効果。
ただ本人達はこれが自業自得の結果だということには気付かず「なんだよ、あいつ。昔はいい奴だったのに」となります。

(2)共通の敵は「苦手だったコト」「イヤだった状況」にする

例えば子どもとの会話でいえば「イジメっ子がいて、嫌な思いをした『状況』」、「ソプラノ笛や鍵盤ハーモニカの練習が面倒臭いと思った『コト』」など。
職場でいえば「頑張っているのに上司に認められない『状況』」、「取引先がなかなか契約に踏み切ってくれない『コト』」など。
つまり辛い状況などを共有して「わかる、わかる。僕にもあった」と盛り上がるわけです。
もうちょっとカッコいい言葉でいうと「寄り添う」感じかな。

(3)最終的には「どうすればいいか」とか「理想」とか「夢」に着地させる

会話でグチなどでひとしきり盛り上がった後は、どこかのポイントで話を切り替え、最終的にはいい方向で会話を終えることが重要です。
ここに着地させると、なんといっても後味が良い。
さらに前向きな気持ちでエネルギッシュな感じで次の行動に向かえます。
この会話を切り替えるコツはまた別の機会にお伝えしますね。

例えば小学校1年生との子どもとの会話で、具体的にどんな感じになるかというと……

【ダメな例】
子「あ~ぁ」
僕「どうしたの?」
子「面倒臭いんだよね、鍵盤ハーモニカの練習が」
僕「でも宿題は宿題だろ。それはちゃんとやらなきゃダメだろ!」←頭ごなしに全否定
子「あ~、やりたくないなぁ」
僕「お前はいつもそうだ! すぐ嫌なことから逃げる。そんなんじゃ立派な大人に絶対になれないぞ!!」←悪い暗示の刷り込み

【良い例】
子「あ~ぁ」
僕「どうしたの?」
子「面倒臭いんだよね、鍵盤ハーモニカの練習が」
僕「あぁ、わかる。実はね、お父さんも苦手だったんだよ」←寄り添う
子「え? お父さんも?」
僕「そうそう。こんなのやって何の役に立つんだよって思ってたよ」←共感
子「そうだよねぇ~」
僕「でも、お父さんのクラスに鍵盤ハーモニカが上手い男の子がいてさ。すげぇカッコよかったんだよ」←話の切り替え
子「へぇ~」
僕「そういう子いないの? 鍵盤ハーモニカ上手い子」
子「いるよ」
僕「カッコよくない?」
子「別に」
僕「だって生まれたときから鍵盤ハーモニカが上手かったわけじゃないんだよ」
子「そんなん当たり前だよ。赤ちゃんだもん」
僕「ってことは凄く練習したってことじゃん? きっと上手くいかなくても諦めずに練習したんだと思うんだ。何回も何回も」
子「……」
僕「鍵盤ハーモニカが上手く吹けるってことよりも、その諦めない男ってところがカッコいいと思ったんだよなぁ~。カッコいい男になりたくない?」←理想
子「……なりたい」
僕「お父さんは諦めない男ってカッコいいなって思うんだ。カッコいいと思わない?」
子「……思う」
僕「じゃ、カッコいい男を目指してみるか! ほい、鍵盤ハーモニカ。お父さんも諦めずに仕事しよっと!」←着地

単純化すると、こんな感じです。
これの唯一の欠点(?)は「自分もやらなければいけないこと」です(笑)
こんないい話をしておいて、自分は携帯ゲームを始めたら「おいっ!!」ってツッコミ入りますからね。

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3/4に東京の大久保で先輩の松下アキラさんがトークライブをやります。
しかし、あの人のことだから、ただのトークライブで終わるはずがない。

http://www.t-np.jp/live/akiralive.html

チケット予約は明日の10:00から、TNPカンパニー(03-5318-3449)です。
客席数昼夜ともに50席程度なので、ご予約はお早めに。

僕が出るかは内緒です(笑)

この記事を書いている人 - WRITER -
桑山 元
社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」に所属しています。 お笑い芸人の傍ら、「わかりやすい伝え方」を極めるべく、セールスライター、スピーチライター、講師、ライトノベル執筆に挑戦中! 最近は「遅ればせながら」御朱印集めにハマりつつあります。

Comment

  1. アバター そよ風 より:

    私もあまり怒らないので、凄く共感します。良い意味で他人に程よく無関心になるようにしている部分があります。自分とは全く考え方が違っても「へ〜!」って感じに捉えます。桑山さんはそんなとこはありますか?相手への関心が強すぎるとその間違いを指摘して、その人の考え方を何とかして変えてあげなければ!みたいになりそうで、、、そこから、食い違い、喧嘩!と発展していきそうです。あとは自分が過去に出会った人でいつも人の良いところばかりを話していた人がいました。どんなに嫌われている人のことも良いところを見つけては褒めていました。その時に気づいたんです。人は誰しも二面性がある。と。その人の一部分だけを見て、その人の事は分からない。遅刻ばかりする人のことをそこだけを見てダメ人間。とは言えない。ちょうど、高校生の性格が決まってくるような時期にそれが学べたので、滅多なことで他人やお友達に腹が立たないタイプになりました。怒りの矛先は我が家のパパさんだけ(笑)なんか、自分の話になってしまい、ごめんなさいm(_ _)m

    • 桑山 元 桑山 元 より:

      普通は「へぇ~」って受け流せるんですが、たまにカチンと来て、心の中で反論の理論武装を始めちゃうことがあります。

      それに気づくことが出来るので、大事には至らないのですが。
      ごくごく稀に言葉にしちゃうときがあります。

      まだまだ修行が足りませんね

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